2026年、N響は創立100年を迎えます

NHK交響楽団は1926年10月5日、「新交響楽団」の名称のもと、日本初の本格的なプロオーケストラとして産声を上げました。
以来、世界一流の指揮者やソリストたちと数多く共演を重ねる中で、我が国を代表するオーケストラに成長。
1951年にNHKの支援を受けるようになってからは、「N響」の愛称で皆様に愛されてまいりました。
そして、数々の名演に彩られたその歴史は、2026年に「創立100年」という大きな節目を迎え、2026年1月から、さまざまな記念事業を開催します。
長い歴史を支え応援していただいたすべての方々への感謝と「次の100年」に向けた私たちからのメッセージを込めた「N響の特別な1年」にどうぞご期待ください。

時代を超えて愛される名作ゲームの楽曲を、オーケストラ版の初録音を担ったN響の演奏で

指揮：下野竜也

楽譜が失われた「源義経」テーマ曲（作曲：武満徹・没後30年）の復活演奏など、貴重な企画が満載

指揮：沖澤のどか ほか

両国の佳節を記念し、24年ぶりにシンガポール公演を開催

指揮：下野竜也、ピアノ：反田恭平

新作を国内外の2人の作曲家、杉山洋一（7月）とミロスラフ・スルンカ（12月）に委嘱し、世界初演

指揮：杉山洋一


指揮：マキシム・エメリャニチェフ、チェロ：ニコラ・アルトシュテット

2026年に誕生から30年を迎える「ポケモン」とN響の夢のコラボによる全国4か所のコンサートツアー

指揮：横山 奏

N響100回目の創立記念日（10/5）を力強く祝福するマーラーの名作

指揮：ファビオ・ルイージ、ソプラノ：イン・ファン、メゾ・ソプラノ：タマラ・マムフォード、合唱：新国立劇場合唱団

数々の名門歌劇場を率いたルイージがN響で初めてオペラを指揮

指揮：ファビオ・ルイージ、トスカ：エレーナ・スティッキーナ、カヴァラドッシ：リッカルド・マッシ、スカルピア男爵：アンブロジオ・マエストリ、アンジェロッティ：妻屋秀和、教会の番人：井出壮志朗、スポレッタ：糸賀修平、合唱：東京オペラシンガーズ、児童合唱：NHK東京児童合唱団 ほか

99歳ブロムシュテットと86歳エッシェンバッハによるブラームス交響曲の全曲演奏

交響曲第2番、第4番
指揮：ヘルベルト・ブロムシュテット


交響曲第3番、第1番
指揮：クリストフ・エッシェンバッハ

新たな100年の幕開けを名歌手たちと華やかに飾る、ルイージ＆N響初のニューイヤーコンサート

指揮：ファビオ・ルイージ、ソプラノ：カミラ・ニールンド、テノール：クラウス・フロリアン・フォークト

N響ともゆかりの深い昭和期の邦人作曲家を特集

ムソルグスキー（近衛秀麿編）／組曲「展覧会の絵」
ほか
指揮：ゲルゲイ・マダラシュ


外山雄三／管弦楽のためのディヴェルティメント
伊福部 昭／交響譚詩
ほか
指揮：下野竜也


山田一雄／小交響詩「若者のうたへる歌」
須賀田礒太郎／交響的序曲
ほか
指揮：山田和樹

ファビオ・ルイージのライフワーク、フランツ・シュミット畢竟の声楽つき大作で2026-27シーズン開幕を飾る

指揮：ファビオ・ルイージ、ヨハネ（テノール）：ミヒャエル・ラウレンツ、神の声（バス）：ダーヴィト・シュテフェンス、ソプラノ：迫田美帆、メゾ・ソプラノ：藤井麻美、テノール：伊藤達人、バス：加藤宏隆、合唱：新国立劇場合唱団

2027年の没後200年に先駆け常連指揮者のタクトで、ベートーヴェンの交響曲を全曲演奏

交響曲第1番、第3番「英雄」
指揮：ファビオ・ルイージ


交響曲第8番、第5番「運命」 ほか
指揮：クリストフ・エッシェンバッハ


交響曲第2番、第6番「田園」 ほか
指揮：トゥガン・ソヒエフ


交響曲第4番、第7番
指揮：シャルル・デュトワ


交響曲第9番「合唱つき」
指揮：マレク・ヤノフスキ

「100年の歩み」を克明に記した記念誌を発行

『フィルハーモニー』誌での「N響百年史」、公式ホームページでの「NHK交響楽団のあゆみ」の連載を基に、詳細な年表や貴重な写真とあわせて、N響100年の軌跡をたどります。

N響100年の全演奏会の記録をデジタル化

オンラインのデータベースとして公開し、検索にも対応します。

N響100年｜おもな記念事業（PDF）