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第2048回 定期公演 Aプログラム

NHKホール
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※約2時間の公演となります(休憩20分あり)。
※やむを得ない理由で出演者や曲目等が変更となる場合や、公演が中止となる場合がございます。公演中止の場合をのぞき、チケット代金の払い戻しはいたしません。

PROGRAM曲目

メシアン/神の現存の3つの小典礼*

ホルスト/組曲「惑星」作品32

ARTISTS出演者

シャルル・デュトワさんの画像 指揮シャルル・デュトワ

1936年ローザンヌ生まれ、ローザンヌ音楽院やジュネーヴ音楽院で勉強し、またアンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団のリハーサルを見学して指揮の実際について学ぶ。各地の楽団や歌劇場での活動で頭角を現したあと、1977年にモントリオール交響楽団の音楽監督に就任、瞬く間に同団の演奏レベルを引き上げて世界的なオーケストラに育て上げ、2002年までこのポストを務め上げた。一方で1991年から10年間にわたってフランス国立管弦楽団の音楽監督を兼任、その後もフィラデルフィア管弦楽団やロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者などを歴任した。
N響には1987年9月に初登場し、その後数回の共演を経て1996年に常任指揮者に就任、1998年からは音楽監督として同団の発展に努め、2003年に名誉音楽監督となって以降も定期的に客演を行なった。多彩かつ澄明な響きと精緻な造形を追求する彼の音楽作りが、N響の音色のパレットを豊かにし、N響に洗練美をもたらした功績は大きい。
2017年12月の定期のあと、しばらく共演が途絶えたが、昨年NHK音楽祭で久々にN響を振って名演を聴かせた。8年ぶりの定期公演登場となる今回はメシアン、ホルスト、ラヴェルといった彼の真価が存分に発揮されるような曲目が並ぶ。演奏時点で89歳を迎えているデュトワだが、彼らしい精度の高い明晰(めいせき)な指揮で健在ぶりを披露してくれることだろう。

[寺西基之/音楽評論家]

小菅 優*さんの画像 ピアノ小菅 優*

ドイツを拠点とした少女時代に始まり、小菅優が国際的な活躍を間断なく続けて四半世紀を超える歳月がめぐった。古典派、ロマン派から同時代作品まで旺盛に取り組み、詩的なアイデアと挑戦の意欲を拡げつつ、創造的なプロジェクトを多彩に展開するピアニストである。ピアノ・ソナタ全集に留まらずベートーヴェンの諸作に網羅的に取り組むほか、「水・火・風・大地」の四元素でプログラムを織りなした「Four Elements」、さらには「ソナタ」をテーマとするシリーズ、西村朗や藤倉大とのコラボレーションでも注目されてきた。室内楽や歌曲の演奏にも意欲的な姿勢を保ち、ピアニストとしてだけでなく幅広い音楽家としての探求をさまざまに結実させている。
2022年5月定期公演ではルイージの指揮でラヴェルの協奏曲を聴かせたが、このたびはデュトワが21年ぶりにN響と採り上げるメシアンの難大曲に挑戦。第2次世界大戦中に書かれ、初演から論争を巻き起こした野心作だが、《時の終わりの四重奏曲》をはじめメシアンの音楽に深い関心をみせてきた小菅の確かな知力と表現技量が熱く示されることだろう。

[青澤隆明/音楽評論家]

大矢素子*さんの画像 オンド・マルトノ大矢素子*

英国生まれ。東京藝術大学楽理科在学中にオンド・マルトノの音響に魅了され、日本におけるこの楽器の第一人者、原田節(たかし)に師事。以来、演奏・研究の両面からオンド・マルトノにアプローチする。2004年、楽器の開発者モーリス・マルトノ著『アクティヴ・リラクゼーション』を翻訳出版。2006年からパリ国立高等音楽院オンド・マルトノ科で学び、2009年に首席で卒業した。同音楽院在学中、メシアン《神の現存の3つの小典礼》のソリストとしてパリ国立高等音楽院オーケストラとの世界ツアーに参加。帰国後、マルトノの思想研究により東京藝術大学で博士号を取得した。
2011年東京オペラシティ「B→C」シリーズ、2012年NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」、2014年NHK-Eテレ「スコラ 坂本龍一 音楽の学校─電子音楽編」などに出演。2017年、メシアンの歌劇《アッシジの聖フランチェスコ》全曲日本初演では第2オンド・マルトノを担当した(シルヴァン・カンブルラン指揮、読売日本交響楽団)。N響とは、2018年8月の「N響ほっとコンサート」以来の共演となる。今回は、デュトワのタクトのもと、メシアンが愛好した独特の浮遊感のある響きを印象深く聴かせてくれるだろう。

[柴辻純子/音楽評論家]

東京オペラシンガーズさんの画像 女声合唱東京オペラシンガーズ

東京オペラシンガーズは、故小澤征爾による「世界水準の合唱を」という要請で組織され、以来33年、東京を中心に着実に活動を続けている若手から中堅の声楽家による合唱団。結成直後から「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」(現セイジ・オザワ松本フェスティバル)で活動し、小澤およびサイモン・ラトル指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、リッカルド・ムーティ指揮のシカゴ交響楽団をはじめ演奏史の記憶に残る海外著名オーケストラや歌劇場の来日公演で共演。声質、声量ともに充実した合唱で魅了してきた。2005年より「東京・春・音楽祭」への参加を続けており、2025年は《パルシファル》《蝶々夫人》《こうもり》《ミサ・ソレムニス》などに出演。9月にはムーティ指揮ヴェルディ《シモン・ボッカネグラ》に登場した。N響とは定期公演や「東京・春・音楽祭」でたびたび共演しており、最近では2025年5月定期公演のマーラー《交響曲第3番》に出演している。今回の定期公演ではデュトワのタクトによる洗練されたメシアン、ホルスト作品の演奏に、華を添えてくれることだろう。

[伊藤制子/音楽学・音楽評論家]

TICKETチケット

定期公演
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第2048回 定期公演
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1回券発売開始日

定期会員先行発売日:2025年7月23日(水)10:00am
定期会員について

一般発売日:2025年7月27日(日)10:00am

チケット購入

料金

S席 A席 B席 C席 D席 E席
一般 13,000円 11,000円 8,500円 7,000円 5,600円 3,500円
ユースチケット 6,500円 5,200円 4,000円 3,500円 2,000円 1,700円

※価格は税込です。
※定期会員の方は一般料金の10%割引となります。また、先行発売をご利用いただけます(取り扱いはWEBチケットN響・N響ガイドのみ)。
※車いす席についてはN響ガイドへお問い合わせください。
N響ガイドでのお申し込みは、公演日の1営業日前までとなります。
※券種により1回券のご用意ができない場合があります。
※当日券販売についてはこちらをご覧ください。
※未就学児のご入場はお断りしています。
※開場前に屋内でお待ちいただくスペースはございません。ご了承ください。

ユースチケット

29歳以下の方へのお得なチケットです。
(要登録)

定期会員券
発売開始日

年間会員券/シーズン会員券(AUTUMN)
2025年7月13日(日)10:00am
[定期会員先行発売日: 2025年7月6日(日)10:00am

お問い合わせ・
お申し込み

主催:NHK / NHK交響楽団

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