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ジャナンドレア・ノセダからのメッセージ ―ピアニスト アレクサンドル・トラーゼ氏を哀悼して―

お知らせ2023年6月 8日

2023年6月定期公演Aプログラム(6/1011|NHKホール)で演奏される、プロコフィエフ《ピアノ協奏曲第2番》の独奏は、当初ジョージア出身の世界的ピアニスト、アレクサンドル・トラーゼ氏が務める予定でした。しかし2022年5月10日に逝去され(享年69)、共演はかないませんでした。
本公演で指揮を務めるジャナンドレア・ノセダがトラーゼ氏を哀悼してメッセージを寄せてくれましたのでご紹介させていただきます。



日本の友人の皆さまへ

私が今回指揮するN響とのコンサートは、本来アレクサンドル・トラーゼといっしょに臨むはずでした。しかし悲しいことに彼は1年前、世を去りました。
予定していたプロコフィエフ《ピアノ協奏曲第2番》は、トラーゼにとって名刺代わりの作品で、何度も一緒に演奏してきました。
ベフゾド・アブドゥライモフが曲目を変更することなく、この協奏曲を受け入れてくれたのは、とてもありがたく感謝に堪えません。アレクサンドル・トラーゼとの思い出をたたえ、彼をしのびながら共に演奏できるのですから。

感謝を込めて、

ジャナンドレア・ノセダ




Hello, all the Japanese friends!

I was supposed to conduct this concert with NHK Symphony Orchestra, with Alexander Toradze who sadly passed away a year ago.
This piano concerto No.2 by Prokofiev has been a signature piece for him and I conducted with him so many times.
And I am so happy and grateful that Behzod Abduraimov accepted to keep this concerto and very happy that we can play together with the memory celebrating and remembering Alexander Toradze.

Thank you,

Gianandrea Noseda


トラーゼ氏とN響の最後の共演から(2018年5月18日、第1886回定期公演)

写真:トラーゼ氏とN響の最後の共演から(2018年5月18日、第1886回定期公演)


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