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今後のコンサートマスターの体制について
お知らせ2024年3月 4日
NHK交響楽団は、2024年4月から下記のコンサートマスター体制で臨むことといたします。
特別コンサートマスター 篠崎史紀
第1コンサートマスター 郷古 廉
ゲスト・コンサートマスター 川崎洋介
1997年4月より「コンサートマスター」、2000年4月より「第1コンサートマスター」を務め、長年N響の顔としての重責を担ってきた篠崎史紀は、引き続き「特別コンサートマスター」 として活動を続けます。
2022年4月より「ゲスト・アシスタント・コンサートマスター」、2023年4月より「ゲスト・コンサートマスター」を務めた郷古廉は、今後「第1コンサートマスター」として、新しい時代のN響をリードします。
またカナダ・オタワのナショナル・アーツ・センター管弦楽団のコンサートマスター、川崎洋介を、新たに「ゲスト・コンサートマスター」として迎えることになりました。
なお、2015年から「コンサートマスター」を務めてきた伊藤亮太郎は、契約期間満了により、2024年3月末で退任します。
今後のNHK交響楽団の演奏活動にどうぞご期待ください。
特別コンサートマスター:
篠崎史紀
Fuminori Maro Shinozaki
1963年1月18日、北九州市出身。愛称 "まろ"。3歳より両親の手ほどきを受け、1981年ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルトハウスでコンサート・デビューを飾る。その演奏は、「信頼性のあるテクニック、遊び心もある音楽性」、「真珠を転がすような丸く鮮やかな音色、魅惑的な音楽性」とメディア紙から称賛される。その後ヨーロッパの主要なコンクールで数々の受賞を果たしヨーロッパを中心にソロ、室内楽と幅広く活動。完璧なテクニックとパッション溢れる美音は他の追随を許さない。
1988年帰国後、群馬交響楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経て1997年よりN響コンサートマスター。2000年より第1コンサートマスター、2023年4月より特別コンサートマスター。
2004年より銀座・王子ホールでスタートした「MAROワールド」。このシリーズから弦楽合奏団「マロカンパニー」が結成された。これらの功績により、「2020年度第33回ミュージック・ペンクラブ音楽賞」受賞。また、1979年史上最年少で北九州市民文化賞、2001年福岡県文化賞、2014年有馬賞受賞。
桐朋学園、昭和音大で後進の育成にも力を注いでいる。WHO国際医学アカデミー・ライフハーモニーサイエンス評議会議員。
1988年帰国後、群馬交響楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経て1997年よりN響コンサートマスター。2000年より第1コンサートマスター、2023年4月より特別コンサートマスター。
2004年より銀座・王子ホールでスタートした「MAROワールド」。このシリーズから弦楽合奏団「マロカンパニー」が結成された。これらの功績により、「2020年度第33回ミュージック・ペンクラブ音楽賞」受賞。また、1979年史上最年少で北九州市民文化賞、2001年福岡県文化賞、2014年有馬賞受賞。
桐朋学園、昭和音大で後進の育成にも力を注いでいる。WHO国際医学アカデミー・ライフハーモニーサイエンス評議会議員。
第1コンサートマスター:
郷古 廉
Sunao Goko
1993年12月2日生まれ。宮城県多賀城市出身。2006年第11回ユーディ・メニューイン青少年国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門第1位(史上最年少優勝)。2013年8月ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクール優勝ならびに聴衆賞・現代曲賞を受賞。
2007年12月のデビュー以来、全国各地のプロ・オーケストラと共演。共演指揮者にはゲルハルト・ボッセ、フランソワ=グザヴィエ・ロト、トゥガン・ソヒエフ、秋山和慶、井上道義、尾高忠明、下野竜也各氏などがいる。
これまでに勅使河原真実、ゲルハルト・ボッセ、辰巳明子、パヴェル・ヴェルニコフの各氏に師事。国内外の音楽祭でジャン・ジャック・カントロフ、アナ・チュマチェンコ各氏のマスタークラスを受ける。
使用楽器は1682年製アントニオ・ストラディヴァリ(Banat)。個人の所有者の厚意により貸与される。
2019年第29回出光音楽賞受賞。
2022年4月よりNHK交響楽団ゲスト・アシスタント・コンサートマスターに就任、同年7月に開催された「Music Tomorrow 2022」において、イラン・ヴォルコフ指揮のもと細川俊夫作曲のヴァイオリン協奏曲「ゲネシス〈生成〉」の日本初演で独奏を務めた。
2023年4月よりゲスト・コンサートマスターを経て、2024年4月より第1コンサートマスター。
2007年12月のデビュー以来、全国各地のプロ・オーケストラと共演。共演指揮者にはゲルハルト・ボッセ、フランソワ=グザヴィエ・ロト、トゥガン・ソヒエフ、秋山和慶、井上道義、尾高忠明、下野竜也各氏などがいる。
これまでに勅使河原真実、ゲルハルト・ボッセ、辰巳明子、パヴェル・ヴェルニコフの各氏に師事。国内外の音楽祭でジャン・ジャック・カントロフ、アナ・チュマチェンコ各氏のマスタークラスを受ける。
使用楽器は1682年製アントニオ・ストラディヴァリ(Banat)。個人の所有者の厚意により貸与される。
2019年第29回出光音楽賞受賞。
2022年4月よりNHK交響楽団ゲスト・アシスタント・コンサートマスターに就任、同年7月に開催された「Music Tomorrow 2022」において、イラン・ヴォルコフ指揮のもと細川俊夫作曲のヴァイオリン協奏曲「ゲネシス〈生成〉」の日本初演で独奏を務めた。
2023年4月よりゲスト・コンサートマスターを経て、2024年4月より第1コンサートマスター。
ゲスト・コンサートマスター:
川崎洋介
Yosuke Kawasaki
ニューヨーク出身。6歳で父・川崎雅夫と五嶋節にヴァイオリンの手ほどきをうける。その後ジュリアード音楽院で学び、ドロシー・ディレイ、ヒョー・カンらに師事。
水戸室内管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラなどでコンサートマスターを務め、2007年カナダ・オタワのナショナル・アーツ・センター管弦楽団のコンサートマスターに就任し、現在もその地位にある。
ソリスト、室内楽奏者としては小澤征爾、ピンカス・ズーカーマン、ヨーヨー・マらと共演し、カーネギー・ホールやコンセルトヘボウの舞台に立った。現在、カルテットAT水戸、トリオ・インクのメンバー。アフィニス音楽祭音楽監督、ブルガリアの「オフ・ザ・ビートゥン音楽祭」芸術顧問も務める。
N響で初めてコンサートマスターを担ったのは2023年6月、ジャナンドレア・ノセダ指揮の定期公演でのこと。2024年4月、N響ゲスト・コンサートマスターに就任する。
水戸室内管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラなどでコンサートマスターを務め、2007年カナダ・オタワのナショナル・アーツ・センター管弦楽団のコンサートマスターに就任し、現在もその地位にある。
ソリスト、室内楽奏者としては小澤征爾、ピンカス・ズーカーマン、ヨーヨー・マらと共演し、カーネギー・ホールやコンセルトヘボウの舞台に立った。現在、カルテットAT水戸、トリオ・インクのメンバー。アフィニス音楽祭音楽監督、ブルガリアの「オフ・ザ・ビートゥン音楽祭」芸術顧問も務める。
N響で初めてコンサートマスターを担ったのは2023年6月、ジャナンドレア・ノセダ指揮の定期公演でのこと。2024年4月、N響ゲスト・コンサートマスターに就任する。