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2022年5月13日

ピアニスト アレクサンドル・トラーゼ氏の訃報に接し/2023年6月定期公演Aプログラムについて

 

写真:トラーゼ氏とN響の最後の共演から

 

2018年5月18日

第1886回定期公演(NHKホールにて)

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

演奏曲:ショスタコーヴィチ/ピアノ協奏曲 第2番 へ長調 作品102

 


旧ソ連邦ジョージア出身のピアニスト、アレクサンドル・トラーゼ氏が逝去されました。享年69。

プロコフィエフやショスタコーヴィチなどロシア作品の演奏で世界的名声を博してきたトラーゼ氏は、2002年12月、N響の舞台に初登場し、ショスタコーヴィチ《ピアノ協奏曲第1番》を披露しました(指揮:エサ・ペッカ・サロネン)。

以後プロコフィエフ《ピアノ協奏曲第3番》(指揮:パーヴォ・ヤルヴィ/ワレリー・ゲルギエフ)、ショスタコーヴィチ《ピアノ協奏曲第2番》(指揮:パーヴォ・ヤルヴィ)と、十八番のレパートリーで力強さと闊達さ、そして哀切さが同居するトラーゼ氏ならではの深い芸術的境地を見せてくれました。

来年2023年の6月定期公演でもトラーゼ氏と共演することが決まっていただけに、その早すぎる他界に私たちは驚愕し、もはやその卓越したピアノ演奏とユーモアに富んだ温かい人柄に接することが出来ないことに、悲しみを覚えるばかりです。

トラーゼ氏に心からの哀悼の意を表します。

 

なお、トラーゼ氏がプロコフィエフ《ピアノ協奏曲第2番》の独奏を務める予定だった2023年6月定期公演Aプログラム(6月10日[土]/6月11日[日])は、曲目を変更せずに行う予定です。新たなソリストについては決定次第改めて発表させていただきます。

 

NHK交響楽団