※約2時間の公演となります(休憩20分あり)。
※やむを得ない理由で出演者や曲目等が変更となる場合や、公演が中止となる場合がございます。公演中止の場合をのぞき、チケット代金の払い戻しはいたしません。
ABOUT THIS CONCERT特徴
ルイージとN響ならではの 緻密でありながら情熱的な《第九》を味わう
今年の年末は記憶に残る《第九》を体験できそうだ。2022年9月に首席指揮者に就任して以来、N響と数々の名演を重ねてきたファビオ・ルイージが、初めてN響《第九》に登場する。本来であればルイージは2021年の《第九》に出演するはずであったが、コロナ禍により来日が実現せず、今回が待望の《第九》初共演となる。
この間にルイージとN響は、2023年12月の第2000回定期公演でのマーラー《一千人の交響曲》を成功に導くなど、互いの信頼関係をいっそう強固なものにしてきた。ルイージがN響から引き出すサウンドは、きめ細かくニュアンスに富み、解像度が高い。それでいて、ルイージの音楽は熱い。職人的な緻密さと芸術家の情熱が、オーケストラのポテンシャルを最大限に引き出してくれるにちがいない。
声楽陣は実力者ぞろいだ。ヘンリエッテ・ボンデ・ハンセン、藤村実穂子、ステュアート・スケルトン、トマス・トマソンの独唱陣に、新国立劇場合唱団が加わる。第4楽章の〈歓喜の歌〉では格別の高揚感を味わえることだろう。
本公演では《第九》に先立って、バッハのオルガン曲も演奏される。サントリーホールが誇るオルガンの壮麗な音色が彩りを添える。
飯尾洋一(音楽ジャーナリスト)
PROGRAM曲目
バッハ/トッカータとフーガ ヘ長調 BWV 540*
ベートーヴェン/交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱つき」
ARTISTS出演者
指揮ファビオ・ルイージ
1959年、イタリアのジェノヴァ出身。デンマーク国立交響楽団首席指揮者、ダラス交響楽団音楽監督を務める。N響とは2001年以来共演を重ね、2022年9月に首席指揮者に就任。就任記念公演のヴェルディ《レクイエム》や2023年12月のN響第2000回定期公演におけるマーラー《一千人の交響曲》を成功に導いた。これまでにチューリヒ歌劇場音楽総監督、メトロポリタン歌劇場首席指揮者、ウィーン交響楽団首席指揮者、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団および同歌劇場音楽総監督、MDR(中部ドイツ放送)交響楽団芸術監督他を歴任。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ、世界のトップレベルの楽団に客演する。録音にも積極的でグラミー賞など、多くの受賞歴を誇る。
ソプラノヘンリエッテ・ボンデ・ハンセン
デンマーク出身。デンマーク王立音楽院、コペンハーゲン・オペラ・アカデミーで学び、オペラとコンサートの両面で国際的に活躍する。《リゴレット》のジルダ、《魔笛》のパミーナ、《ロメオとジュリエット》のジュリエット、《フィガロの結婚》のスザンナなど幅広いレパートリーで実績を積む。ファビオ・ルイージをはじめ、リッカルド・シャイー、チョン・ミョンフン、アントニオ・パッパーノらの名指揮者と共演している。
メゾ・ソプラノ藤村実穂子
国際的に活躍する日本を代表するメゾ・ソプラノ歌手。主役級としては日本人で初めてバイロイト音楽祭にデビュー、9年連続の出演を果たす。メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ロイヤル・オペラ・ハウス他、世界の主要歌劇場に出演。クリスティアン・ティーレマン、ズービン・メータ、小澤征爾らの著名指揮者や、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団他と共演を重ねる。
テノールステュアート・スケルトン
オーストラリア出身。世界有数のヘルデンテノールとして、メトロポリタン歌劇場やパリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場など世界の名だたる歌劇場を舞台に活躍する。主な役柄は《ローエングリン》《パルシファル》《オテロ》《ピーター・グライムズ》の題名役など。2024年の東京・春・音楽祭では《トリスタンとイゾルデ》演奏会形式のトリスタン役でマレク・ヤノフスキ指揮N響と共演し、絶賛を博した。
バス・バリトントマス・トマソン
アイスランド出身。レイキャヴィク音楽学校、英国王立音楽院で学ぶ。多彩なレパートリーを持ち、ロイヤル・オペラ・ハウス、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、ドレスデン国立歌劇場など、各地の主要歌劇場で活躍する。ファビオ・ルイージ指揮ダラス交響楽団による《ニーベルングの指環》ではアルベリヒ役を務めた。2023年、新国立劇場の《サロメ》でヨカナーン役を歌って話題を呼んだ。
合唱新国立劇場合唱団
1997年に開場した新国立劇場のオペラ公演の核を担う合唱団として設立。同劇場の公演にとどまらず、国内の主要オーケストラや、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団などの来日オーケストラとも共演。高水準の歌唱力を持つメンバーからなるすぐれたアンサンブルは国内外で高く評価されている。N響とは《第九》公演やマーラーの《一千人の交響曲》他で共演を重ねている。
オルガン中田恵子*
東京女子大学文理学部社会学科卒業後、東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻卒業。同大学院音楽研究科修士課程を修了。パリ地方音楽院で研鑽を積み、最優秀の成績で演奏家課程を修了する。オルガンを湊恵子、三浦はつみ、廣野嗣雄、廣江理枝、クリストフ・マントゥに、チェンバロを大塚直哉、鈴木雅明、ノエル・スピートに師事。フランスのビアリッツで開催された第11回アンドレ・マルシャル国際オルガンコンクールで優勝を果たす。
TICKETチケット
S席 | A席 | B席 | C席 | |
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一般 | 20,000円 | 16,500円 | 13,000円 | 9,000円 |
ユースチケット | 10,000円 | 8,200円 | 6,500円 | 4,500円 |
※価格は税込みです。
※定期会員の方は一般料金の10%割引となります。また、先行発売をご利用いただけます(取り扱いはWEBチケットN響・N響ガイドのみ)。
※車いす席についてはN響ガイドへお問い合わせください。
※N響ガイドでのお申し込みは、公演日の1営業日前までとなります。
※当日券販売についてはこちらをご覧ください。
※未就学児のご入場はお断りしています。本公演に託児サービスはございません。
ユースチケット
29歳以下の方へのお得なチケットです。
※要登録
その他の前売所
- サントリーホールチケットセンター TEL:0570-55-0017
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