オーケストラ・キャラバン
NHK交響楽団 富士特別公演

2019年よりベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督として、同団と国内のみならずヨーロッパや南米ツアーなどでも演奏。インターネット配信やフランク、リスト、ドホナーニなど録音においても注目を集めている。これまでにディジョン・ブルゴーニュ管弦楽団音楽監督、祖国ハンガリーのサヴァリア交響楽団首席指揮者を歴任。現在急速に活躍の場を広げており、ロンドン・フィル、BBC響、フランス放送フィル、チューリッヒ・トーンハレ、ブダペスト祝祭管、ミラノ・スカラ座フィル、リヨン管、オスロ・フィルをはじめとしてデビューが続いている。日本においても東京都交響楽団、広島交響楽団との共演に続き、23年11月にはNHK交響楽団定期公演にデビューを飾った。古典派からロマン派をレパートリーの中心としつつも、現代音楽への接点も多く、ベンジャミン、エトヴェシュ、クルターグ、ミュライユ、フランチェスコーニ等と数多くの交流がある。ブーレーズとは2011-13年にルツェルン音楽祭でアシスタント・コンダクターとして薫陶を受けた。オペラ指揮者としても、イングリッシュ・ナショナル・オペラ、オランダ国立オペラ、ジュネーヴ大劇場、ハンガリー国立歌劇場などに加え最近ではブリュッセルのモネ劇場にデビュー。1984年、ブダペスト生まれ。5歳からハンガリーやトランシルヴァニア、農民音楽家たちの民族音楽に触れ、その後、クラシックのフルート、ヴァイオリン、作曲を学び、ブダペストのリストアカデミーのフルート科、ウィーン国立音楽大学の指揮科をそれぞれ卒業している。

第16 回エドヴァルト・グリーグ国際ピアノコンクールにて優勝及び聴衆賞を受賞し一躍世界的に脚光を浴びる。その他にも第26 回ローマ国際ピアノコンクールなど７つの国際コンクールで優勝。オスロ・フィル、ベルゲン・フィル、ウクライナ国立フィル、ウィーン室内管、東京フィル、東京交響楽団、新日本フィル、大阪フィル、大阪交響楽団、関西フィル、日本センチュリー交響楽団、群馬交響楽団、神奈川フィル、富士山静岡交響楽団、ARK シンフォニエッタ等のオーケストラと、ハンス・グラーフ、エドワード・ガードナー、アンドレア・バッティストーニ、小林研一郎、秋山和慶、尾高忠明、高関健、佐渡裕、藤岡幸夫、下野竜也、鈴木優人、三浦文彰等の指揮で共演。ウィーン楽友協会やシェーンブルン宮殿等の世界各地の著名なホールで演奏するなど広範な演奏活動を続けている。NHK 総合『ピアノの森』では雨宮修平メインピアニスト役で出演した他、映画『アナログ』やテレビ朝日『題名のない音楽会』、NHK E テレ『青のオーケストラ』などメディアや音楽祭への出演多数。デビューアルバムとなる『Metamorphose』をリリースし好評を博す。京都市立芸術大学専任講師に就任し、後進の指導にも当たっている。