※約2時間の公演となります(休憩20分あり)。
※やむを得ない理由で出演者や曲目等が変更となる場合や、公演が中止となる場合がございます。公演中止の場合をのぞき、チケット代金の払い戻しはいたしません。
ABOUT THIS CONCERT特徴
いつまでも耳に残る極上の旋律に、心躍るひとときを。
広く愛される作品の多くは、いつまでも耳に残る旋律を持つ。今回取り上げられるのは、メロディメーカーとして知られる二人の作曲家の名作だ。ドヴォルザークは、当時オーストリア帝国の支配下にあった祖国チェコに想いを寄せ、民族的要素の強い作品を多く残した。そのメロディはどこか懐かしく親しみやすい。日本で「家路」としておなじみの旋律も、彼の《交響曲第9番》からとられたものだ。そんなドヴォルザークが、とめどなくあふれるメロディを五線譜に書き留めるように短期間で仕上げた二つの作品が演奏される。《序曲「謝肉祭」》はわずか1か月半で書き上げられた作品で、快活なメロディに謝肉祭の熱気が表れる。やはり速いスピードで書かれたといわれる《交響曲第8番》は、民族舞曲風のメロディや牧歌的な音楽が次々現れ、ボヘミアの自然を彷彿とさせる大スケールの楽曲だ。ドヴォルザークは敬愛するモーツァルトを“太陽”と称したが、そのモーツァルトも速筆で、自筆譜にほぼ修正の跡がないことで知られている。《ピアノ協奏曲第23番》は全楽章にわたり優美な旋律があふれ、なかでも第2楽章では、聴く者の心に寄り添うような憂いに満ちた歌が流れる。指揮は、ライフワークとしてドヴォルザークに取り組む下野竜也。ソリストは小林海都。モーツァルトの名手マリア・ジョアン・ピレシュに認められ、彼女のもと研鑽を積んだ俊英だ。天才が残した極上の美しい旋律が耳をくすぐり、心が躍る時間を、どうぞお楽しみに。
高坂はる香(こうさか はるか/音楽ライター)
PROGRAM曲目
ドヴォルザーク/序曲「謝肉祭」作品92
モーツァルト/ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K. 488
ドヴォルザーク/交響曲 第8番 ト長調 作品88
ARTISTS出演者
指揮下野竜也
1969年鹿児島生まれ。鹿児島大学教育学部音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部附属指揮教室、イタリア・シエナのキジアーナ音楽院、ウィーン国立演劇音楽大学で学んだ。2000年東京国際音楽コンクール優勝と、2001年ブザンソン国際指揮者コンクール優勝により、一躍注目を集めた。読売日本交響楽団首席客演指揮者、京都市交響楽団の常任首席客演指揮者などを務めたほか、2017年からは広島交響楽団音楽総監督に就任。国内の主要オーケストラに定期的に招かれるほか、近年はオペラの指揮にも取り組む。2011年から広島ウインドオーケストラ音楽監督を務め、吹奏楽での活躍も際立つ。鹿児島市ふるさと大使。おじゃんせ霧島大使。
ピアノ小林海都
1995年横浜生まれ。3歳で合唱団に入り、4歳でピアノを始めた。上野学園高等学校音楽科演奏家コース卒業後、マリア・ジョアン・ピレシュの勧めでベルギーのエリーザベト王妃音楽院に留学。ピレシュによる若手育成プロジェクトの一員として活動した。2016年からはスイスのバーゼル音楽院にてクラウディオ・マルティネス・メーナーのもと研鑽を積む。そのほかこれまでにピアノを湯口美和、故ヴェラ・ゴルノスタエヴァ、横山幸雄、田部京子に師事。2021年、リーズ国際ピアノコンクールで46年ぶりの日本人歴代最高位となる第2位に入賞。NHK交響楽団や名古屋フィルハーモニー交響楽団の定期公演に代役出演するなど、活動の場を広げた。
料金
SS席 | S席 | A席 | B席 | C席 | |
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一般 | 8,500円 | 6,500円 | 5,000円 | 3,500円 | 2,500円 |
ユースチケット | 4,200円 | 3,200円 | 2,500円 | 1,700円 | 1,200円 |
※価格は税込みです。
※定期会員の方は一般料金の10%割引となります。また、先行発売をご利用いただけます(取り扱いはWEBチケットN響・N響ガイドのみ)。
※車いす席についてはN響ガイドへお問い合わせください。
※N響ガイドでのお申し込みは、公演日の1営業日前までとなります。
※当日券販売についてはこちらをご覧ください。
※未就学児のご入場はお断りしています。本公演に託児サービスはございません。
その他の前売所
- サントリーホールチケットセンター TEL:0570-55-0017
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