2021年9月|第1936回 定期公演

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
- バルトーク/組曲「中国の不思議な役人」
- バルトーク/管弦楽のための協奏曲
新シーズン定期公演の開幕を前にオウンドメディア「みんなのN響アワー」をnoteでオープン。
ポップスの分野で活躍するミュージシャンたちの目線で、オーケストラの面白さや長い曲の“聴きどころ”を発掘したり、はたまたN響のメンバーたちが大好きな曲のワンフレーズを奏でながら、その背景を語ってくれたり。このnoteは、クラシック音楽に精通する人もそうでない人もみんなでつくるもの。様々なコンテンツが並ぶ、“おもちゃ箱”のような愉しい場所を目指します。
「みんなのN響アワー」の1コーナー。
“まろ”の愛称で知られるN響第1コンサートマスター篠崎史紀が、2021年9月にN響の定期公演会場に加わる東京芸術劇場を訪問。ホールの魅力、生演奏を体験する醍醐味、クラシック奏者としての思いを語りました。
NHKホールで行われてきた定期公演「Cプログラム」を同ホールの改修工事に伴い、東京芸術劇場で「池袋Cプログラム」として開催しています(2022年6月まで)。
全公演「休憩なし&60~80分程度の公演」に
これまで休憩を含め2時間程度だった公演を、「休憩なし& 60~80分程度」に変更。N響ならではの本格的なプログラムを、コンパクトな形でお楽しみいただけます。
1回券、定期会員券の料金をよりリーズナブルに
1回券の金額の見直しを行いました。S席7,400円~D席3,200円(一般料金、税込)と、本格的なプログラムをよりリーズナブルにお楽しみいただけます。これに合わせて定期会員券の価格も見直しました。
1日目(金曜夜)の開演時刻の変更
公演のコンパクト化に伴い、1日目(金曜夜)の開演時刻を30分繰り下げ、7:30pmに変更します。仕事帰りに慌てずにホールに向かい、終演後は夜9時前に会場を後にするという楽しみ方も可能になります。2日目(土曜昼)は従来通り2:00pm開演です。
「開演前の室内楽」の開催
N響メンバーによる「開演前の室内楽」を池袋Cプログラム限定で行います。1日目は6:45pm、2日目は1:15pmよりホールの舞台上で開催します。ご自身の座席で約15分のミニコンサートをお楽しみください。室内楽演奏中の客席への出入りは自由です。
西川彰一(NHK交響楽団 演奏制作部長)
豪華で聴きごたえのあるプログラムをコンパクトに、リーズナブルに聴く
新しく生まれ変わる《プログラムC》。初日金曜夜の開演時刻を遅めに設定し、忙しい現役世代も、仕事帰りに足を運びやすくしました。休憩なし、コンパクトでありながら、豪華な顔ぶれのアーティストと、聴きごたえのある内容は従来のまま。リーズナブルな料金で、本格的な演奏が味わえます。開演前のステージで行う“N響メンバーによるアンサンブル”も、新たな名物となりそうです。ライフスタイルに合わせてお楽しみ下さい。
音楽正味およそ1時間、指揮者たちが腕によりをかけて選んだプログラムには、それぞれの個性と考え方がはっきり表れています。
最後のシーズンを迎えるパーヴォ・ヤルヴィの選曲は、ありきたりの発想を超えた意欲的なもの。9月は、得意中の得意であるバルトーク《管弦楽のための協奏曲》と、スキャンダラスな野心作《組曲「中国の不思議な役人」》。2月は、R.シュトラウスの大曲《アルプス交響曲》と、ゴージャスな官能美の極致《「ヨセフの伝説」からの交響的断章》。N響が持つ多彩な音のパレットを存分に引き出せるラインナップです。
ブロムシュテットは《「ペール・ギュント」組曲第1番》とドヴォルザーク《交響曲第8番》を選択。よく知られた名曲を隅々まで磨き上げ、生まれたての音楽として私たちに届けてくれるはずです。
次期首席指揮者ルイージは、11月にブルックナー《交響曲第4番》、5月にはメルニコフのソロでモーツァルト《ピアノ協奏曲第20番》、ベートーヴェン《交響曲第8番》と、すべて正統派のドイツ・プログラム。彼もN響も、双方が大切に育んできた曲目を並べました。
ルイージのブルックナー同様、長尺のシンフォニー1曲で勝負するのは、近年関係を深めているエッシェンバッハ。マーラー《交響曲第5番》は、2020年の《第2番「復活」》に続くシリーズ第2弾で、今回も巨匠の真価が発揮される名演となりそうです。
ソヒエフは特定の作品を繰り返し取り上げ、解釈を深めていくタイプの指揮者ですが、ブラームス《交響曲第3番》はそんな練りに練ったレパートリーの一つ。ブルッフ《ヴァイオリン協奏曲第1番》を弾くグルズマンは、マエストロが数限りなく共演を重ね、最も信頼するヴァイオリニストです。
共に10年ぶりの登場となるペトレンコとミュラー・ショット(チェロ)は、ロシア定番の名曲(ムソルグスキー《組曲「展覧会の絵」》ほか)。ドゥネーヴ、ラトリー(オルガン)のフランス・コンビは、戦間期パリの息吹を伝えるプログラム(ガーシュウィン《パリのアメリカ人》ほか)。
盛りだくさんな新企画に、どうぞご期待下さい。
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
※通常土曜日の公演(C–2)を木曜日7:30pmに開催します
指揮:ファビオ・ルイージ
指揮:ワシーリ・ペトレンコ
チェロ:ダニエル・ミュラー・ショット*
指揮:トゥガン・ソヒエフ
ヴァイオリン:ワディム・グルズマン
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
指揮:クリストフ・エッシェンバッハ
指揮:ファビオ・ルイージ
ピアノ:アレクサンドル・メルニコフ
指揮:ステファヌ・ドゥネーヴ
オルガン:オリヴィエ・ラトリー
〒171-0021 東京都豊島区⻄池袋1-8-1
TEL:03-5391-2111(代表)
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住所 東京都豊島区⻄池袋1-8-1
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