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2021年4月9日

ファビオ・ルイージ NHK交響楽団 首席指揮者に就任-2022/23シーズンから

NHK交響楽団は、2022年9月より欧米を中心に活躍するファビオ・ルイージ氏を、首席指揮者に迎えることになりました。

 

古典から現代までの幅広いレパートリーを持つルイージ氏は、フィラデルフィア管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団など、世界一流のオーケストラに客演。またメトロポリタン歌劇場やドレスデン国立歌劇場など数々のオペラハウスでの経験は、オーケストラのアンサンブルの細やかな音楽作りにも生かされ、多くの人々を魅了しています。

 

ルイージ氏が、初めてNHK交響楽団のステージに立ったのは2001年7月のこと。ブルックナー《交響曲第7番》で、鮮やかな指揮の手腕と開放的な感性を披露して聴衆の心を掴み、明晰でセンスにあふれた演奏を強く印象づけました。

 

ルイージ氏との契約は2022年9月から3年間。また、就任に先立ち2021年12月の「べートーヴェン《第9》演奏会」を指揮することも予定されており、重厚で情熱的な部分と繊細でナイーヴな一面を併せ持つ独自の音楽性が、N響の新たな魅力を引き出すものと期待されます。テレビ、ラジオを通しても、多くのファンのみなさまにルイージ氏とN響が創る「新しい音楽」を感じとっていただければ幸いです。

 

 


ファビオ・ルイージ
Fabio Luisi

ファビオ・ルイージ Fabio Luisi

1959年1月17日生まれ。ジェノヴァ出身。チューリヒ歌劇場音楽総監督(2020-21シーズンにて退任予定)、デンマーク国立交響楽団首席指揮者を務める。また2020年7月よりダラス交響楽団音楽監督に就任した。

これまでに、メトロポリタン歌劇場首席指揮者(2011-2017)、ウィーン交響楽団首席指揮者(2005-2013)、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団および同歌劇場音楽総監督(2007-2010)、MDR交響楽団芸術監督(1999-2007)、スイス・ロマンド管弦楽団音楽監督(1997-2002)などを歴任。

このほか、イタリアのマルティナ・フランカで行われるヴァッレ・ディートリア音楽祭音楽監督も務めている。

また、フィラデルフィア管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、NHK交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラに定期的に客演し、世界の主要オペラハウスにも登場している。

ザルツブルク音楽祭ではR.シュトラウス《ダナエの愛》と《エジプトのヘレナ》を指揮。チューリヒ歌劇場における最も重要な公演には、新プロダクションのベッリーニの3つのオペラ、《リゴレット》、《フィデリオ》、《ヴォツェック》、ヴェルディ《レクイエム》が含まれる。

CD録音には、ヴェルディ《アロルド》、ベッリーニ《清教徒》、《カプレーティ家とモンテッキ家》、ローベルト・シューマンの「交響曲全集」、そしてオーストリア人作曲家フランツ・シュミットの交響曲とオラトリオ《七つの封印の書》などがある。また、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団とは数々のR.シュトラウスの交響詩を収録しており、ブルックナー《交響曲第9番》の解釈は高く評価されている。メトロポリタン歌劇場との《ジークフリート》、《神々のたそがれ》の録音ではグラミー賞を受賞。2013年にはイタリア音楽評論家協会より「フランコ・アッビアーティ賞」、2014年にはジェノヴァより「グリフォ・ドーロ賞」を授与されている。ウィーン交響楽団より「ブルックナー・リング」を授与されたほか、イタリア共和国功労勲章「カヴァリエーレ」およびイタリア連帯の星勲章「コメンダトーレ」を受章。

このほか、2015年に設立されたフィルハーモニア・チューリヒの新レーベル「フィルハーモニア・レコード」より、ベルリオーズ、ワーグナー、ヴェルディ、ラフマニノフ、ブルックナー、リムスキー・コルサコフ、マルタンなどのCD、《リゴレット》、《ヴォツェック》、《カプレーティ家とモンテッキ家》、ヴェルディ《レクイエム》、レハール《ほほえみの国》などのDVDがリリースされている。

N響とは2001年の初登場以来、7回共演を重ねている。2022年9月、N響首席指揮者就任予定。