ニュース

2021年3月23日

「NHK交響楽団5月公演」詳細決定

定期公演に代わる主催演奏会、「NHK交響楽団5月公演」の詳細を以下の通りお知らせします。

15日(土)、16日(日)のサントリーホール公演では、正指揮者、尾高忠明のタクトのもと、N響のメンバーがすべての演奏曲でソロを披露!名手たちが集うN響ならではの企画が実現します。トランペット4本が縦横無尽に活躍する《交響曲第3番「神聖な交響曲」》の作曲者パヌフニクは、今年没後30年を迎えたポーランドの作曲家。尾高がライフワークとしてその作品に取り組んできただけに、共感に満ちた演奏が繰り広げられるでしょう。

21日(金)、22日(土)の東京芸術劇場公演には、2020年11月のN響公演でアメリカやラテンの作品を指揮して大喝采を受けた、原田慶太楼が登場。前回の続編とも言うべき、ラテン・プログラムに取り組みます。アルゼンチン・タンゴの巨匠、ピアソラの生誕100年を祝して気鋭のバンドネオン奏者、三浦一馬とともに演奏する《バンドネオン協奏曲「アコンカグア」》にも注目です。

26日(水)、27日(木)のサントリーホール公演で指揮を務めるのは、ベテラン・広上淳一。今回は2021年2月に亡くなった彼の師、尾高惇忠が東日本大震災の発生した時期に、仙台フィルのために作曲した《交響曲~時の彼方へ~》に焦点を当てます。また2020年4月にN響ゲスト・コンサートマスターに就任した白井圭が、今年没後100年のサン・サーンスの《ヴァイオリン協奏曲第3番》でソロを披露します。

 

プログラム・日程

[サントリーホール](土・日)

2021年5月15日(土)6:00pm 
2021年5月16日(日)2:00pm

指揮:尾高忠明
チェロ:辻󠄀本 玲(ハイドン/N響チェロ首席奏者)
オーボエ:吉村結実(モーツァルト/N響オーボエ首席奏者)
クラリネット:伊藤 圭(モーツァルト/N響クラリネット首席奏者)
ファゴット:水谷上総(モーツァルト/N響ファゴット首席奏者)
ホルン:福川伸陽(モーツァルト/N響ホルン首席奏者)
ハープ:早川りさこ(ドビュッシー/N響ハープ奏者)
トランペット:菊本和昭、長谷川智之、安藤友樹、山本英司(パヌフニク/N響トランペット・セクション)
ハイドン/チェロ協奏曲 第2番 ニ長調 作品101 Hob.VIIb-2
モーツァルト/4つの管楽器と管弦楽のための協奏交響曲 変ホ長調 K. 297b
ドビュッシー/神聖な舞曲と世俗的な舞曲
パヌフニク/交響曲 第3番「神聖な交響曲」

 

[東京芸術劇場](金・土)
2021年5月21日(金)7:00pm 
2021年5月22日(土)2:00pm

指揮:原田慶太楼
バンドネオン:三浦一馬
グアルニエーリ/弦楽器と打楽器のための協奏曲[日本初演]
ピアソラ/バンドネオン協奏曲「アコンカグア」
ヒナステラ/協奏的変奏曲 作品23
ファリャ/バレエ組曲「三角帽子」— 第1番

 

[サントリーホール](水・木)
2021年5月26日(水)7:00pm 
2021年5月27日(木)7:00pm

指揮:広上淳一
ヴァイオリン:白井 圭(N響ゲスト・コンサートマスター)
チャイコフスキー(マカリスター編)/弦楽四重奏曲 第1番 作品11ー第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」(弦楽合奏版)
サン・サーンス/ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61
尾高惇忠/交響曲 ~時の彼方へ~

 

料金

(全公演共通/全席指定/税込)

  S席 A席 B席 C席
一般 7,000円 5,800円 4,500円 3,500円
ユースチケット 3,500円 2,900円 2,250円 1,750円
一般
S席 7,000円 A席 5,800円 B席 4,500円 C席 3,500円
ユースチケット
S席 3,500円 A席 2,900円 B席 2,250円 C席 1,750円

 

<5月公演限定 WEBセレクト3>[S席のみ/WEBチケットN響限定]
(2021年5月14日(金)11:59pmまで販売)
「NHK交響楽団 5⽉公演」6公演のうち、3公演以上まとめて購入すると、S席一般料金が20%割引となるお得なチケットです。

詳細

 

発売開始日

先行発売:4月1日(木)11:00am
一般発売:4月6日(火)11:00am

※前売所、お問い合わせ先等については、各公演のページでご覧ください。

 

●約2時間の公演となります(休憩20分あり)

●感染症予防対策のため、エリアによって一部座席の販売を制限いたします。なお、国や都からのイベント開催制限等、今後の動向に合わせて収容率は調整いたします。

●今後の状況によっては、出演者や曲目等が変更となる場合や、公演が中止となる場合があります。あらかじめご了承ください

●チケットのご購入・ご来場の際には、「感染症予防対策についてのご案内」を必ずお読みください

 


出演者について

指揮:尾高忠明
Tadaaki Otaka, conductor

指揮:尾高忠明
1947年生まれ。桐朋学園大学で齋藤秀雄に師事。1970年、第2回民音指揮者コンクールで第2位入賞。1972年、オーストリア政府から奨学金を得てウィーン国立音楽大学に留学し、指揮をスワロフスキーに、オペラをシュパンナーゲルに学んだ。以後、東京フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団、読売日本交響楽団、紀尾井シンフォニエッタ東京、メルボルン交響楽団、新国立劇場等で要職を担い、現在大阪フィルハーモニー交響楽団音楽監督などを務める。ロンドン交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団、ベルリン放送交響楽団、hr交響楽団など世界各地のオーケストラにも定期的に客演を重ねる。サントリー音楽賞、ウェールズ音楽演劇大学名誉会員、大英勲章CBE、英国エルガー協会エルガー・メダル、ウェールズ大学名誉博士号など受賞多数。指揮者デビューは、1971年、NHK交響楽団との放送収録。以後N響とは定期公演、全国各地での公演、放送収録など、様々な機会を通じて共演を重ね、2010年、正指揮者に就任。2012年には北京、天津、上海をめぐる中国ツアーを率いた。最近では、自身の曽祖父、渋沢栄一が主人公として描かれる2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』のテーマ音楽収録で指揮を担当した。2012年に有馬賞、2019年に日本放送協会放送文化賞を受賞。

 

指揮:原田慶太楼
MKeitaro Harada, conductor

指揮:原田慶太楼
芸術高校で、指揮をフレデリック・フェネルに師事。ロシアのサンクトペテルブルクでも指揮を学ぶ。2009年創設者ロリン・マゼールの招きでキャッソルトン音楽祭に、2010年音楽監督ジェームズ・レヴァインの招聘によりタングルウッド音楽祭に、2011年には芸術監督ファビオ・ルイージの招請によりパシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌と、著名な教育音楽祭に続けて参加。これまでに、ロバート・スパーノ、マイケル・ティルソン・トーマス、オリバー・ナッセン、ヘルベルト・ブロムシュテットなどに師事。20歳でジョージア州のメーコン交響楽団アシスタント・コンダクターに就任したのを皮切りに、プロ・オーケストラでのキャリアを開始。2006年にはモスクワ交響楽団で指揮者デビュー。2015年から4年間にわたりシンシナティ交響楽団および同ポップス・オーケストラのアシスタント・コンダクターを務めた。2020年シーズン、ジョージア州サヴァンナ・フィルハーモニックの音楽・芸術監督に就任。2021年4月に東京交響楽団正指揮者に就任する。N響との初共演は2019年8月の「フェスタサマーミューザKAWASAKI」と「N響ほっとコンサート」。2020年11月にはアメリカをテーマとする2つの個性的なプログラムでN響から情熱な演奏を引き出し、話題を呼んだ。

 

指揮:広上淳一
Junichi Hirokami, conductor

指揮:広上淳一
尾高惇忠にピアノと作曲を師事、音楽、音楽をすることを学ぶ。1984年、第1回「キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクール」で優勝。以降フランス国立管弦楽団、ベルリン放送交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、モントリオール交響楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団などの世界の主要なオーケストラに客演。スウェーデンのノールショピング交響楽団首席指揮者、オランダのリンブルク交響楽団首席指揮者、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者、アメリカのコロンバス交響楽団音楽監督を歴任した。オペラでも活躍し、グルック、モーツァルトからヴェルディ、プッチーニ、さらにゴリホフ《アイナダマール》の日本初演まで、幅広いレパートリーで数々のプロダクションを成功に導いている。2008年、京都市交響楽団常任指揮者に就任し、2014年より同団ミュージック・アドヴァイザーを兼任。2020年4月からは常任指揮者兼芸術顧問の地位にある。2017年4月からは札幌交響楽団友情客演指揮者も務める。また、東京音楽大学指揮科教授として後進の指導にも力を注ぐ。N響に初めて登場したのは1985年のこと。以来定期的に共演を重ね、2020年9月には、R.シュトラウス《町人貴族》で精妙かつ活気あふれるアンサンブルをN響から引き出した。2016年、有馬賞受賞。

 

チェロ:辻󠄀本 玲
Rei Tsujimoto, cello

チェロ:辻󠄀本 玲
愛知県出身。7歳でチェロを始める。東京藝術大学音楽学部を首席で卒業し、その後シベリウス音楽院(ヘルシンキ)、ベルン芸術大学に留学。2009年、ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールで日本人最高位となる第3位入賞。2013年、第12回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。ベルリン交響楽団や日本のプロ・オーケストラなどと、ソリストとして数多く共演。2020年12月、NHK交響楽団首席チェロ奏者に就任。

 

オーボエ:吉村結実
Yumi Yoshimura, oboe

オーボエ:吉村結実
大阪府出身。12歳よりオーボエを始める。東京音楽大学、パリ地方音楽院を卒業。2011年、第9回東京音楽コンクールで第3位、第10回東京音楽大学コンクールで第1位となる。2013年には第82回日本音楽コンクール第1位。オーボエを高山郁子、宮本文昭、古部賢一、N.シスモンディに、イングリッシュ・ホルンをC.グランデルに師事。兵庫芸術文化センター管弦楽団を経て、2020年4月、N響に首席オーボエ奏者として入団。

 

クラリネット:伊藤 圭
Kei Ito, clarinet

クラリネット:伊藤 圭
宮城県出身。東京藝術大学卒業。2004年、日本クラリネットコンクール第1位。2006年、日本音楽コンクール入選。2014年、ユン・イサン《クラリネット協奏曲》のソリストを務め、2019年には「天皇陛下御即位30年奉祝感謝の集い」でモーツァルト《クラリネット協奏曲》を演奏した。千石進、日比野裕幸、野田祐介、山本正治、三界秀実、村井祐児に師事。藝大フィルハーモニア、東京都交響楽団を経て、2011年5月、N響に首席奏者として入団。

 

ファゴット:水谷上総
Kazusa Mizutani, bassoon

ファゴット:水谷上総
京都府出身。16歳よりファゴットを始め、仙崎和男に師事。京都市立芸術大学では光永武夫に師事し、1987年に同大学を卒業。その後ドイツ学術交流会給費留学生としてデトモルト音楽大学に留学してH.ユンクに師事し、1990年同大学を最優秀で卒業。ライン・ドイツ歌劇場管弦楽団、群馬交響楽団を経て、2001年よりN響首席ファゴット奏者。ソリストとして群馬交響楽団、N響、日本フィルハーモニー交響楽団と共演している。

 

ホルン:福川伸陽
Nobuaki Fukukawa, horn

ホルン:福川伸陽
神奈川県出身。2008年、第77回日本音楽コンクール・ホルン部門で第1位受賞。ソリストとして国内外のプロ・オーケストラと共演を重ね、2019年にはロンドンのウィグモアホールで、ソロ・リサイタルを行った。ホルンのレパートリーの拡大をライフワークとして、作曲家への委嘱や世界初演を積極的に行っている。20歳で日本フィルハーモニー交響楽団の首席奏者に就任し、2013年N響に入団。2015年には首席奏者に就任した。

 

ハープ:早川りさこ
Risako Hayakawa, harp

ハープ:早川りさこ
千葉県出身。東京藝術大学附属高校を経て同大学卒業。第3回日本ハープコンクールおよび第2回アルピスタ・ルドヴィコ・スペイン国際ハープコンクールで優勝。2013年には、ソリストとしてタン・ドゥン《女書:The Secret Songs of Women—13のマイクロフィルム、ハープ、オーケストラのための交響曲》をN響と世界初演。またヒンデミット《木管楽器とハープと管弦楽のための協奏曲》、アルウィン《ハープ協奏曲》などを日本初演。2001年、N響に入団。

 

トランペット:菊本和昭
Kazuaki Kikumoto, trumpet

トランペット:菊本和昭
兵庫県出身。京都市立芸術大学卒業。同大学院を首席で修了。ドイツのフライブルク音楽大学およびカールスルーエ音楽大学に留学。第72回日本音楽コンクール第1位、E.スミス国際トランペット・コンペティション第2位などを受賞。京都市交響楽団を経て、2012年、N響に首席トランペット奏者として入団。早坂宏明、有馬純昭、A.プログ、E.アントニー、R.フリードリヒ、E.H.タール、K.ブレーカー、L.ヴコブラトヴィッチに師事。

 

トランペット:長谷川智之
Tomoyuki Hasegawa, trumpet

トランペット:長谷川智之
北海道出身。東京藝術大学卒業。杉木峯夫、松田次史、関山幸弘に師事。2005年、第22回日本管打楽器コンクールで第2位、2006年には第75回日本音楽コンクールで第1位を受賞。ソリストとして東京フィルハーモニー交響楽団と協奏曲を度々演奏。東京フィルハーモニー交響楽団首席トランペット奏者を経て、2017年、N響に首席奏者として入団。ブラス・ヘキサゴンなどのメンバーとして、室内楽にも取り組む。

 

トランペット:安藤友樹
Tomoki Ando, trumpet

トランペット:安藤友樹
宮城県出身。東京藝術大学卒業。トランペットを杉木峯夫、津堅直弘、森岡正典、井川明彦に師事。大学在学中の2004年、大曲新人音楽祭コンクールで優秀賞を受賞。2008年、日本演奏連盟主催のオーディションに合格し、アルチュニアン《トランペット協奏曲》を、山下一史指揮仙台フィルハーモニー管弦楽団と共演。東京フィルハーモニー交響楽団を経て、2017年N響に入団。エマーノン・ブラス・クインテットメンバー。

 

トランペット:山本英司
Eiji Yamamoto, trumpet

トランペット:山本英司
静岡県出身。1999年、東京藝術大学を卒業し、同大学の新人演奏会に出演。2000年、第69回日本音楽コンクール・トランペット部門で入選。トランペットを北村源三、室内楽を稲川榮一、またマスタークラスにおいてウィーン・フィル元首席奏者H.ガンシュとH.P.シュー、メトロポリタン歌劇場管弦楽団元首席奏者M.グールドらに師事。2004年から9年間、読売日本交響楽団に在籍し、2014年にN響に入団。日本トランペット協会常任理事。

 

バンドネオン:三浦一馬
Kazuma Miura, bandoneon

バンドネオン:三浦一馬
1990年、埼玉県久喜市生まれ。10歳で小松亮太のもとでバンドネオンを始める。2006年、バンドネオンの世界的権威、ネストル・マルコーニと別府アルゲリッチ音楽祭で出会う。その後自作CDの売上で渡航費を捻出してアルゼンチンに渡り、現在に至るまで同氏に師事。2008年10月、第33回国際ピアソラ・コンクールで日本人初、史上最年少で準優勝。2011年の別府アルゲリッチ音楽祭では、アルゲリッチやバシュメットら世界的音楽家と共演した。2007年、井上道義指揮神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共演してオーケストラ・デビューを果たし、以後国内の主要なオーケストラと共演。2017年、デュッセルドルフでドグマ室内管弦楽団とマルコーニの作品でソロを務めた。録音にも積極的に取り組み、これまでにソロ・アルバム4作、自身の五重奏団および室内オーケストラ「東京グランド・ソロイスツ」によるアルバムを1作ずつリリース。2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』では「紀行」の演奏を担当。N響の舞台に登場するのは今回が初めてとなる。使用楽器は、恩師マルコーニより譲り受けた銘器Alfred Arnold(1938)。

 

ヴァイオリン:白井 圭
Kei Shirai. violin

ヴァイオリン:白井 圭
1983年、トリニダード・トバゴ生まれ。 3歳でヴァイオリンを始める。東京藝術大学附属高校、同大学を卒業。2007年、ウィーン国立音楽演劇大学に留学。ミュンヘン国際音楽コンクール第2位及び聴衆賞(2009)、ハイドン国際室内楽コンクール第1位及び聴衆賞(2015)、日本音楽コンクール第2位及び増沢賞(2001)など受賞歴多数。ソリストとしてチェコ・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ国内外のオーケストラと共演を重ね、ウィーン楽友協会、ロンドンのウィグモア・ホールなどの著名なホールで演奏。2011年9月より半年間、ウィーン国立歌劇場管弦楽団及びウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の契約団員を務め、世界的な指揮者のもとで経験を積んだ。チェコ・フィルやドイツ各地の放送交響楽団にゲスト・コンサートマスターとして招かれている。2018年まで約5年間、神戸市室内合奏団(現神戸市室内管弦楽団)のコンサートマスターを務め、2020年4月にNHK交響楽団のゲスト・コンサートマスターに就任。トリオ・アコード、シュテファン・ツヴァイク・トリオ、ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ・シュトゥットガルト各メンバー。