【公演中止】
第1950回 定期公演
Bプログラム

2022年1月26日(水)
開場 6:20pm 開演 7:00pm

サントリーホール アクセス 座席表

 

定期公演Bプログラム(1月26日、27日 サントリーホール)の公演中止について

NHK交響楽団では、専門家のアドバイスを受けながら作成した感染症対策のガイドラインにのっとり演奏活動を行っておりますが、1月24日(月)に団内で実施したPCR検査の結果、感染者(無症状)が確認されました。このため、公演関係者およびお客様の安全確保に万全を期すために、26日(水)、27日(木)にサントリーホールで予定していた定期公演Bプログラムを中止させていただきます。
 
公演を楽しみにされていたお客様には申し訳ございませんが、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
 
ご購入いただいたチケットの代金は払い戻しをいたします。N響ガイドから別途ご案内しますので、お手元のチケットは大切に保管してください。

チケットの払い戻し方法について(2月3日追加)

  • 2022年1⽉Bプログラム プログラム&曲⽬解説

    20世紀のロシア・ソヴィエト連邦を代表する作曲家、アラム・ハチャトゥリヤン(1903~ 1978)とセルゲイ・プロコフィエフ(1891~1953)によるプログラム。アルメニアの民族的な ルーツからリズミカルな音楽で世界中を魅了するハチャトゥリヤンとプリミティブかつアクロバティックな音楽で異次元の鮮烈なインパクトを生み出すプロコフィエフ。盟友であった2人の作曲家が生き抜いた軌跡を映し出す記念碑的作品は、時代を超える斬新(ざんしん)な響きとなってエネルギッシュに紡ぎ出されることだろう。
    (木本麻希子)

  • ハチャトゥリヤン/組曲「仮面舞踏会」-「ワルツ」※

    19世紀のロシアの詩人、ミハイル・レールモントフ(1814~1841)の戯曲『仮面舞踏会』(1835)のために創作されたのが劇音楽《仮面舞踏会》(1941)である。ハチャトゥリヤンは、劇音楽(全14曲)から、ワルツ、ノクターン、マズルカ、ロマンス、ギャロップの5曲を選び、管弦楽用の組曲《仮面舞踏会》(1944)として再創作した。本作は、組曲のなかの第1曲〈ワルツ〉である。レールモントフの戯曲では、ロシアの貴族社会における仮面舞踏会を舞台に、人間の持つ嫉妬や憎悪といった負の感情をドラスティックに表出させた復讐劇(ふくしゅうげき)が展開される。主役のアルベーニンの妻ニーナが、仮面舞踏会でブレスレットを紛失するというアクシデントからすべてが始まり、人を愛することと憎むことが表裏一体という真理がダイレクトに描写されるが、ハチャトゥリヤンは、この戯曲と芸術的に合致する音楽を創作した。同時期にバレエ音楽《ガイーヌ》(1942)や《ヴァイオリン協奏曲》(1940)、《交響曲第2番「鐘」》(1943)などの傑作も生み出されている。ハチャトゥリヤンの音楽は、ロシアという地域的な基盤を超越したリズミックでオリエンタルな響きに特徴がある。〈ワルツ〉は、イ短調、3/4拍子、複合3部形式で、冒頭12小節の導入のあと、優美でロマンティックな主題がヴァイオリン、ヴィオラ、ファゴットによってカノンのように提示される。フレーズの終わりのリタルダンドの使用によって、ワルツのテンポが効果的に揺らぐ。中間部ではハ長調へ転調し、木管楽器と弦楽器が各々の旋律を対比的に提示する。再現部では主調のイ短調へ回帰し、繰り返しが省略された再現で終結する。

    (木本麻希子)

    演奏時間:約4分
    作曲年代:[劇音楽]1941年 [組曲]1944年
    初演:[劇音楽]1941年6月21日、モスクワ、ヴァフタンゴフ劇場、アレクサンドル・ゴルブツェフ指揮

  • プロコフィエフ/ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 作品26

    20世紀のピアノ協奏曲のなかでも、国際的に高い人気を誇る本作は、1917年から1921年にかけて一時的な中断を経ながら、断続的に創作された作品である。作曲者自身のピアノによって1921年に初演され、当時から好評を博した。ロシア革命を契機として1918年に祖国ロシアを出国し、日本経由で渡米したプロコフィエフは、同地ではピアニストとして演奏活動も行っていた。プロコフィエフは、スケッチブックに主題素材をストックし、様々な主題を選んで組み合わせるという独自の創作スタイルを確立しており、本作でもスケッチブックから主題が選び抜かれている。各々の主題が各楽章の音楽的な特徴を形成し、楽曲全体が古典的な形式構造を有する。なおこの作品は、ロシア象徴主義の詩人であるコンスタンティン・バリモントに献呈された。
    第1楽章は、アンダンテ-アレグロ、ハ長調、4/4拍子、ソナタ形式。序奏の主題としてアンダンテでクラリネット、フルート、ヴァイオリンによってロシア民謡風の旋律が提示される。ピアノによって奏される第1主題は、序奏の主題音型とも関連する。元来、プロコフィエフはピアノの白鍵のみで構成されるような音楽の創作を試行したという経緯があり、その影響によって、主題の一部が全音階的音型で構成されている。第2主題は、半音階的な音型を含む叙情的な旋律ラインで提示される。技法面では、対位法的書法やオスティナート音型によるリズム的な強調なども確認できる。第2楽章は、アンダンティーノ、ホ短調、4/4拍子、変奏曲。主題の構造上のアウトラインは全音階的な音組織で構成されている。主題が提示されたあと、第1から第5変奏まで旋律、和声、リズム面で多彩な変化に富む変奏曲が続く。第2楽章全体を包括するリリシズムの要素は、第1楽章と第3楽章とも音楽的なコントラストを生み出す。第3楽章は、アレグロ、マ・ノン・トロッポ、ハ長調、3/4拍子、ロンド形式。1918年の日本滞在中に耳にした長唄《越後獅子》の一部が主題に組み込まれたとされており、東洋風の響きで上下行する特徴的な旋律が、3拍子のリズムとともにアクセントを伴って提示される。第3楽章でも主題素材が全音階的に構成されており、全楽章を通じて楽曲の構造上の統一性が確認できる。ピアノと管弦楽の相互の掛け合いで、フィナーレのクライマックスまでアグレッシブに音楽が展開される。ピアノの打楽器的な使用、リズム的な駆動性によるメカニカルな聴覚的印象といった初期のプロコフィエフの音楽的な特徴は、当時、アメリカで浸透していた機械やテクノロジーの発展を称揚する実験的精神(マシン・エイジ)の美学ともオーバーラップする。

    (木本麻希子)

    演奏時間:約27分
    作曲年代:1917~1921年
    初演:1921年12月16日、シカゴ、フレデリック・ストック指揮、シカゴ交響楽団、作曲者自身の独奏

  • プロコフィエフ/交響曲 第5番 変ロ長調 作品100

    プロコフィエフは、アメリカおよびヨーロッパで長期の海外生活を経て、1930年代に祖国ソヴィエトへ帰国した。生涯に渡って全7曲の交響曲を創作したが、本作は、祖国帰還後に「戦争」をテーマとする作品として、《歌劇「戦争と平和」》(作品91)や戦争ソナタ三部作と同時進行で作曲された交響曲である。ロシア国民楽派のボロディン(1833~1887)の《交響曲第2番》やショスタコーヴィチ(1906~1975)の《交響曲第7番「レニングラード」》ともよく比較される。1944年に完成し、翌年に作曲者自身の指揮によって初演された。プロコフィエフは、スケッチブックにおいて主題素材を揃そろえており、短期間でこの作品を完成させた。全体的に古典的な構造で統一されているが、随所にプロコフィエフの音楽の仕掛けが施されている。
    第1楽章は、アンダンテ、変ロ長調、3/4拍子、ソナタ形式。第1主題はフルートおよびファゴットによる簡素なモティーフで提示される。第2主題はフルートおよびオーボエで提示され、急な転調を伴う。楽曲途中の急な転調、音の跳躍、調性から逸脱した変則的な音の投入という独自の技法は、プロコフィエフの音楽全般に通底する典型的な特徴である。展開部では、異なる主題群が音楽の進行とともに対位法的なテクスチュアで織り込まれて構成される。再現部では、調性に変化が加えられており、第1主題の変形によって終結部が形成される。第2楽章は、アレグロ・マルカート、ニ短調、4/4拍子、3部形式。独特の軽快な主題が急速なパッセージで提示されており、オスティナート音型によるリズム的な強調がみられる。中間部では木管楽器で叙情的な旋律が提示される。第3楽章は、アダージョ、ヘ長調、3/4拍子、ロンド形式。プロコフィエフは、晩年に「旋律の重要性」について語ったが、緩徐楽章では、他の楽章以上に旋律ラインの美しさが際立つ。戦争と関連する悲哀の表現からは、第2次世界大戦期に創作された作品の迫真性が感じられる。第4楽章は、アレグロ・ジョコーソ、変ロ長調、2/2拍子、ロンド形式。第1楽章の第1主題が回想されたあと、クラリネットによる急速で活気に満ちた主題が提示される。楽章間での主題の転用が顕著であり、同時期に創作された戦争ソナタ三部作と同じく、作品全体において循環構造が確認できる。勝利を確信するかのようなフィナーレで終結する。

    (木本麻希子)

    演奏時間:約45分
    作曲年代:1944年
    初演:1945年1月13日、モスクワ、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ国立交響楽団、作曲者自身の指揮

※当初プロコフィエフ/歌劇「戦争と平和」-「ワルツ」を演奏する予定でしたが、出演者変更に伴い上記曲目に変更いたします。

  • 指揮:ジョン・アクセルロッド※
    指揮:ジョン・アクセルロッド※

    ジョン・アクセルロッドは現代曲を含む幅広いレパートリー、革新的なプログラミング、そしてそのカリスマ性で世界各国のオーケストラから常に共演を望まれている指揮者のひとりである。ルツェルン交響楽団および同歌劇場の音楽監督兼首席指揮者、フランス国立ロワール管弦楽団音楽監督、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団首席客演指揮者、スペイン王立セビリア交響楽団音楽監督を歴任。これまで150以上の世界各地のオーケストラを指揮、近年ではバイエルン放送交響楽団、スカラ座フィルハーモニー管弦楽団、プラハ放送交響楽団、ネーデルランド・フィルハーモニー管弦楽団、アントワープ交響楽団、RAI国立交響楽団、フィレンツェ五月祭管弦楽団等へ客演。現在、京都市交響楽団首席客演指揮者。
    オペラ指揮者としても意欲的な活動を展開、ルツェルン歌劇場での数々のプロダクションに加え、パリ・シャトレ座、ミラノ・スカラ座での《キャンディード》(カーセン演出)、アンジェ・ナント歌劇場での《トリスタンとイゾルデ》(ピィ演出)、コロナ禍で開催されたプッチーニ音楽祭での《ジャンニ・スキッキ》の成功は特筆される。とりわけ現代作品の紹介には積極的に取り組み、ファン・デル・アー、ダルバヴィ、デュサパン、リーム、サーリアホ、ヴィトマン等の初演を手掛けている。
    ヒューストン生まれ。ハーバード大学を卒業、指揮をレナード・バーンスタインとイリヤ・ムーシンに学んだ。N響とは2010年1月定期公演で初共演以来、たびたび共演を重ねている。
     

  • ピアノ:吉川隆弘
    ピアノ:吉川隆弘※ 

    1973年兵庫県生まれ。東京藝術大学卒業、同大学院修了。大学院修了時にベーゼンドルファー賞受賞。これまでに志水英子、堀江孝子、辛島輝治の各氏に師事、イタリアではアルフレッド・コルトーおよびアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの高弟アニタ・ポリーニに師事するかたわら、ミラノ・スカラ座アカデミーにおいて室内楽を、また作曲をシルヴィア・ビアンケーラ・ベッティネッリに学ぶ。
    現在はミラノを拠点にソロや室内楽で活躍。ミラノ・スカラ座管弦楽団、スカラ座フィルハーモニー管弦楽団、ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団などで、リッカルド・シャイー、ダニエレ・ガッティ、インゴ・メッツマッハーなどと共演。幅広いレパートリーでの録音への評価も高く、ドビュッシー、シューマン、リストの各作品集は『レコード芸術』の特選盤に選出されている。
    N響との初共演は2021年の「Music Tomorrow 2021」。間宮芳生《ピアノ協奏曲第2番》で渾身のソロを聴かせたのも記憶に新しい。今回は2度目の共演となる。
     

※当初出演予定のトゥガン・ソヒエフ(指揮)、ハオチェン・チャン(ピアノ)から変更いたします。

1月定期公演の出演者・曲目の一部の変更について(12/20更新)

フィルハーモニー
1月号(PDF)

※掲載情報は12月末時点のものとなります。

出演者プロフィール&曲目解説等をご覧いただけます

チケット情報

チケット購入・空席照会
  S席 A席 B席 C席 D席
一般 8,900円 7,400円 5,800円 4,700円 3,700円
ユースチケット 5,500円 4,500円 3,500円 2,500円 1,500円
(税込)

WEBセレクト3+

WINTERシーズンの「WEBセレクト3+」は12月・1月の2か月を対象として実施いたします 詳細

お好きな公演を3つ以上セレクトすると、1回券がお得になります。
Winter(12~1月)内の公演(6プログラム12公演)のうち、3公演以上まとめて購入すると、1回券の一般料金より約8%割引します。

WEBチケットN響のみでの発売となります。
1回券発売日からお申し込みいただけます。
割引の併用はできません。

  • ユースチケットのご案内(要登録/取り扱いはN響ガイドのみ)
  • ※定期会員の方は一般料金の10%割引となります。また、先行発売をご利用いただけます(取り扱いはWEBチケットN響・N響ガイドのみ)。
  • ※この公演のお取り扱いは、N響ガイドおよびWEBチケットN響のみです。
  • ※車いす席についてはN響ガイドへお問い合わせください。
  • ※券種により1回券のご用意ができない場合があります。
  • ※当日券販売についてはこちらをご覧ください。
  • ※未就学児のご入場はお断りしています。
お問い合わせ・
お申し込み
N響ガイド TEL:03-5793-8161
WEBチケットN響

主催:NHK / NHK交響楽団