NHK交響楽団
NHK Symphony Orchestra, Tokyo

 

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2018年7月2日

聴きどころ:2018/19シーズン 定期公演Cプログラム

Autumn Season 9・10・11月

 

左からパーヴォ・ヤルヴィ、ヘルベルト・ブロムシュテット、ジャナンドレア・ノセダ

左からパーヴォ・ヤルヴィ、ヘルベルト・ブロムシュテット、ジャナンドレア・ノセダ

 

パーヴォ・ヤルヴィが指揮するシベリウスの出世作《クレルヴォ》

首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィは北欧の作曲家を積極的に採り上げていますが、9月定期はフィンランドのシベリウス・プログラム。珍しい男声合唱付きヴァージョンでの《交響詩「フィンランディア」》、そして出世作となった《クレルヴォ》をお贈りします。《クレルヴォ》はフィンランドの叙事詩『カレワラ』の「クレルヴォ神話」を扱った作品で、独唱と男声合唱を伴います。クレルヴォ役はフィンランドのバリトン歌手ヴィッレ・ルサネン、妹役は実姉のソプラノ歌手ヨハンナです。10月定期は、桂冠名誉指揮者ヘルベルト・ブロムシュテット。ブロムシュテットがN響でマーラーの交響曲を指揮したのは、《第4番》(2001年4月)、《第5番》(1985年12月)、《第9番》(1992年11月と2010年4月)とわずかです。今回は、N響との初めての《第1番「巨人」》で、どのような演奏を聴かせてくれるか期待が高まります。11月定期は、情熱的な指揮で魅了するジャナンドレア・ノセダ。2005年2月定期でN響初登場し、2015年1月定期に続いて、今回で5回目。2007年から2018年までトリノ王立歌劇場音楽監督を務め、2017年からはワシントン・ナショナル交響楽団音楽監督に就任、ますます充実した活躍を繰り広げています。ラヴェル《ピアノ協奏曲》のソリストは、定期公演には初出演のアリス・紗良・オット。ドイツ人と日本人の両親をもつ人気のピアニストです。「ポスト・クラシカル」の中心的なピアニスト、オーラヴル・アルナルズとコラボレーションするなど、幅広く活動しています。プロコフィエフ《バレエ組曲「ロメオとジュリエット」》では、ノセダの躍動感あふれる指揮をお楽しみください。

 

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Winter Season 12・1・2月

 

左からトーマス・ヘンゲルブロック、ステファヌ・ドゥネーヴ、パーヴォ・ヤルヴィ

左からトーマス・ヘンゲルブロック、ステファヌ・ドゥネーヴ、パーヴォ・ヤルヴィ

 

ヘンゲルブロックが「手兵」バルタザール・ノイマン合唱団とともにN響初登場

ドイツの人気指揮者の1人であるトーマス・ヘンゲルブロックが、N響定期に初登場します。2011年からNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団(旧ハンブルク北ドイツ放送交響楽団)首席指揮者を務めていますが、頭角を現した当初は、古楽アンサンブル、フライブルク・バロック・オーケストラの設立に関わるなど、バロック音楽のスペシャリストでした。その経験はオーケストラやオペラの指揮でも生かされ、エルプフィルに新しい風をもたらしました。今回は、ヘンゲルブロックが1991年に設立したバルタザール・ノイマン合唱団とともにお贈りするバッハ・プログラム。注目です。1月定期の指揮者は、フランス生まれステファヌ・ドゥネーヴ。2015年6月定期に続いて2回目の登場です。サン・サーンス《チェロ協奏曲第1番》では、フランスの人気チェロ奏者ゴーティエ・カプソンを迎えます。エレガントな演奏が魅力的です。後半は、「ローマ」をテーマにした作品が並びます。レスピーギ《ローマの松》では、色彩豊かで迫力満点のオーケストラをご堪能ください。2月定期は、首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィによるロシア・プログラム。ラフマニノフ《ピアノ協奏曲第2番》のソリストは、ジョージア生まれのピアニスト、カティア・ブニアティシヴィリです。パーヴォとたびたび共演し、N響でも2016年2月定期でシューマン《ピアノ協奏曲》を聴かせてくれました。後半はプロコフィエフ《交響曲第6番》。パーヴォはN響の指揮台に初めて立った2002年1月定期で《第5番》を指揮しましたが、プロコフィエフの交響曲をN響で採り上げるのはそれ以来のことです。ご期待ください。

 

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Spring Season 4・5・6月

 

左から山田和樹、ネーメ・ヤルヴィ、パーヴォ・ヤルヴィ

左から山田和樹、ネーメ・ヤルヴィ、パーヴォ・ヤルヴィ

 

新ウィーン楽派が結び合わせる3人のマエストロのプログラム

2009年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝して一躍知られるようになり、活動の場を広げた山田和樹。2016年から、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼音楽監督を務めています。N響定期には、2016年1月に続いて2回目の登場。前半は日本人作曲家の作品。平尾貴四男は戦前、矢代秋雄は戦後、フランスに留学して当時の音楽に強く影響されました。矢代秋雄《ピアノ協奏曲》のソリストは、ドイツを拠点に活躍する河村尚子です。ウィーンの作曲家シェーンベルクの初期の作品《交響詩「ペレアスとメリザンド」》では、ロマンチックな音楽をご堪能ください。5月の指揮者は、パーヴォの父ネーメ・ヤルヴィ。祖国エストニアの20世紀を代表する作曲家トゥビン《交響曲第5番》を指揮します。第2次世界大戦中にソ連に占領されスウェーデンに亡命したトゥビンが、ストックホルムで書いた作品。苦悩に満ち、エストニアの悲劇を描いているかのようです。ブラームス《交響曲第4番》は、シェーンベルクがブラームスを「進歩主義者」と呼んだことが読み取れる作品です。6月定期は首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ。前半はシェーンベルクの2人の弟子の作品。バッハ《リチェルカータ》を、ウェーベルンは主題を分解して別々の楽器に振り分け、彼独自の音楽世界を創り出しています。ウェーベルンが初演の指揮をする予定だったベルク《ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出のために」》では、イスラエル国籍の名手ギル・シャハムがソリストを務めます。後半はブルックナーが崇拝するワーグナーに捧げた《交響曲第3番》。パーヴォによる新鮮なブルックナーをお楽しみください。

 

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