NHK交響楽団
NHK Symphony Orchestra, Tokyo

 

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2017年6月29日

聴きどころ:2017/18シーズン 定期公演Aプログラム

Autumn Season 9・10・11月

 

左からパーヴォ・ヤルヴィ、下野竜也、マレク・ヤノフスキ

左からパーヴォ・ヤルヴィ、下野竜也、マレク・ヤノフスキ

 

ロシア、オーストリア、ドイツの名曲が堪能できるプログラム

首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィが生まれた当時、故郷エストニア共和国はソビエト連邦に属していました。パーヴォは少年時代に、父ネーメに連れられてソ連の大作曲家ショスタコーヴィチに会い、苦悩するこの作曲家の姿を目にしたそうです。そうした思い入れのあるショスタコーヴィチの交響曲のなかから、2015年2月定期で《第5番》、2017年2月定期とヨーロッパ公演で《第10番》を指揮、素晴らしい演奏を聴かせてくれています。9月定期は、ファシズムとの戦いを描いた《第7番「レニングラード」》です。10月定期の指揮者は、下野竜也。時代は100年以上違いますが、ウィーンで活躍した2人の作曲家の作品を採り上げます。前半も後半も、モーツァルトの序曲に続いてベルク作品を演奏するという、趣向をこらした構成になっています。ベルク《ヴァイオリン協奏曲》では韓国系ドイツ人クララ・ジュミ・カン、《「ルル」組曲》ではモイツァ・エルトマンといった人気のソリストを迎えます。11月定期は巨匠マレク・ヤノフスキによるドイツの2人の作曲家によるプログラムです。まず20世紀前半に活躍したヒンデミットの作品。アメリカ時代に作曲され彼の作品のなかでも最も演奏される機会の多い《ウェーバーの主題による交響的変容》、そしてN響メンバーのソロによる《木管楽器とハープのための協奏曲》をお贈りします。後半は、ベートーヴェンの傑作《交響曲第3番「英雄」》です。

 

9-11月定期公演Aプログラムのコンサート情報を見る

 

Winter Season 12・1・2月

 

左からシャルル・デュトワ、ピーター・ウンジャン、パーヴォ・ヤルヴィ

左からシャルル・デュトワ、ピーター・ウンジャン、パーヴォ・ヤルヴィ

 

デュトワがお贈りするラヴェル没後80年のプログラム

名誉音楽監督シャルル・デュトワとN響との関係は、今年で30年を迎えます。その長い歴史のなかで、デュトワはフランス音楽のレパートリーでN響の新たなサウンドを築き上げました。20世紀前半のフランスを代表する作曲家ラヴェル没後80年を迎える今年、デュトワが12月定期でラヴェル・プログラムを採り上げます。《左手のためのピアノ協奏曲》のソリストは、フランスの名手ピエール・ロラン・エマール。1月定期は、2013年4月定期でN響に初登場したカナダ生まれの指揮者ピーター・ウンジャン。かつて東京クヮルテットの第1ヴァイオリン奏者として活躍したウンジャンは、1995年から指揮者としてのキャリアを歩んでいます。注目は、アメリカの作曲家ジョン・アダムズ《アブソリュート・ジェスト》(日本初演)。弦楽四重奏とオーケストラのためのこの作品では、ベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲や《交響曲第9番》などの断片が次々と現れます。この作品を世界初演したセント・ローレンス弦楽四重奏団との共演でお楽しみください。2月定期は、首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ。パーヴォは、マーラーの交響曲を2015年2月定期で《第1番「巨人」》、10月定期で《第2番「復活」》、2016年9月にN響創立90周年記念として《第8番「一千人の交響曲」》、そして10月に《第3番》、2017年2月に《第6番「悲劇的」》を指揮しています。《第7番「夜の歌」》でも、充実した演奏を聴かせてくれることでしょう。

 

12-2月定期公演Aプログラムのコンサート情報を見る

 

Spring Season 4・5・6月

 

左からヘルベルト・ブロムシュテット、パーヴォ・ヤルヴィ、ウラディーミル・アシュケナージ

左からヘルベルト・ブロムシュテット、パーヴォ・ヤルヴィ、ウラディーミル・アシュケナージ

 

アシュケナージによるドビュッシー没後100年のプログラム

桂冠名誉指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットは、スウェーデン人の両親のもとアメリカ合衆国で生まれました。4月定期では、マエストロのルーツであるスウェーデンの作曲家ベルワルド《交響曲第3番「風変わりな交響曲」》を採り上げます。これまでN響でベルワルドの作品が演奏されたのは、ブロムシュテット指揮、1991年3月定期の《交響曲第4番》のみです。また、彼は後半のベルリオーズ《幻想交響曲》も、N響ではじめて指揮します。5月定期は、首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ。前半のベートーヴェン《ヴァイオリン協奏曲》では、ドイツの名ヴァイオリニスト、クリスティアン・テツラフをソリストに迎えます。テツラフは1993年4月定期以来、2006年に次いで今回で5回目の登場となります。後半は、シベリウス《交響詩「4つの伝説」》。パーヴォは、祖国エストニアと地理的に近い北欧の作曲家も積極的に採り上げ、高く評価されていますので楽しみです。6月定期は、桂冠指揮者ウラディーミル・アシュケナージによるドビュッシー没後100年のプログラムです。1940年、日本の紀元2600年祝典曲の1曲として作曲されたイベール《祝典序曲》に続いて、ドビュッシーの作品が演奏されます。《ピアノと管弦楽のための幻想曲》のソリストは、フランスのジャン・エフラム・バヴゼ。「ドビュッシー・ピアノ作品全集」をリリースしている実力派です。後半は、ドビュッシーの代表作《牧神の午後への前奏曲》と《交響詩「海」》です。

 

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