NHK交響楽団
NHK Symphony Orchestra, Tokyo

 

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2016年10月12日

聴きどころ:12-2月定期公演

シャルル・デュトワ

シャルル・デュトワ

下野竜也

下野竜也

ヘスス・ロペス・コボス

ヘスス・ロペス・コボス

ファンホ・メナ

ファンホ・メナ

パーヴォ・ヤルヴィ

パーヴォ・ヤルヴィ

Aプログラム

 

パーヴォ・ヤルヴィが贈る祖国エストニアと北欧の音楽

昨シーズン、演奏会形式でR. シュトラウス《サロメ》を採り上げ、官能的な世界をこの上ない演奏で聴かせてくれた名誉音楽監督シャルル・デュトワ。これまでデュトワは、N響と演奏会形式でラヴェル《こどもと魔法》、ドビュッシー《ペレアスとメリザンド》などのオペラを指揮してきましたが、今回の12月定期はビゼーの傑作《カルメン》です。充実の歌手陣とともに、心に残る名演を聴かせてくれることでしょう。1月定期は、下野竜也によるひねりの効いたプログラム。前半は2人のチェコの作曲家の作品を採り上げます。マルティヌー《リディツェへの追悼》はチェコのリディツェという村でのナチスによる虐殺を題材に、またフサ《プラハ1968年のための音楽》はソ連軍を中心としたワルシャワ条約機構軍がプラハに侵攻したチェコ事件をきっかけに書かれました。いずれも祖国での事件に作曲家が心を痛めながら、アメリカで書かれた作品です。後半はハンガリーの名手クリストフ・バラーティとのブラームス《ヴァイオリン協奏曲》です。2月定期は、首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィが登場、前半は祖国エストニアの作曲家ペルトとトゥールの作品。日本初演となるトゥール《アコーディオンと管弦楽のための「プロフェシー」》では、ラトビア生まれの若手クセニア・シドロヴァをソリストに迎えます。後半は、パーヴォにとって重要なレパートリーである北欧音楽からシベリウス《交響曲第2番》を指揮します。

 

12-2月定期公演Aプログラムのコンサート情報を見る

 

Bプログラム

 

デュトワとロペス・コボス、2人の巨匠のこだわりのプログラム

12月定期の名誉音楽監督シャルル・デュトワによるプログラムは、前半で近現代の作品を採り上げます。プロコフィエフ《組曲「3つのオレンジへの恋」》は、18世紀のイタリアの劇作家ゴッツィの寓話劇に基づいたオペラから6曲選んでまとめたものです。ラヴェル《バレエ音楽「マ・メール・ロワ」》は、17世紀フランスの作家ペローの童話集に基づいた作品。ラヴェルは、子どものためのピアノ連弾曲を作曲した同名の5曲をオーケストラのための組曲に編曲し、さらに2曲加えてバレエ音楽にしました。デュトワは2004年12月定期などで組曲を採り上げていますが、今回初めてバレエ音楽全曲をN響で指揮します。後半は、2001年6月定期以来15年ぶりにデュトワが指揮するベートーヴェン《交響曲第5番》です。1月定期の指揮者は、スペインの巨匠ヘスス・ロペス・コボス。ロペス・コボスは、アメリカのシンシナティ交響楽団音楽監督、ベルリン・ドイツ・オペラ音楽総監督、マドリード王立歌劇場音楽監督を歴任。N響には2014年5月定期に初登場、スペイン色の強いプログラムを聴かせてくれました。今回は、イタリアの作曲家レスピーギ作品を指揮します。ヴァイオリン・ソロを伴う《グレゴリオ風の協奏曲》、《グレゴリオ聖歌の旋律に基づく3つの前奏曲》というピアノ曲をオーケストラに編曲し、さらに1曲を付け加えてまとめた《教会のステンドグラス》、そしてお馴染みの《ローマの祭り》をお贈りします。

 

12-1月定期公演Bプログラムのコンサート情報を見る

※サントリーホールのリニューアル工事のため、2017年2月~6月のBプログラムはお休みとなります。

 

Cプログラム

 

スペインの注目の指揮者メナがN響初登場!

1987年9月に初登場してから、約30年にわたってシャルル・デュトワは、N響で近現代の音楽を中心に数々の名演を聴かせてくれています。12月定期もオネゲル、ラヴェルなどの近現代音楽で、感動を与えてくれることでしょう。プロコフィエフ《ヴァイオリン協奏曲第1番》とラヴェル《チガーヌ》では、ロシアの若き巨匠ヴァディム・レーピンを迎えます。1月定期には、指揮者ファンホ・メナがN響に初登場、スペインにまつわる作品をお贈りします。メナは2011年からBBCフィルハーモニック首席指揮者を務めていますが、2016年5月にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にデビューすることで注目を集めています。ロドリーゴの傑作《アランフェス協奏曲》のソリストは、フラメンコ界でも絶賛を浴びているギター奏者、カニサレスです。2月定期は首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ。パーヴォは、テレビ番組に出演するばかりではなくFacebookやTwitterといったSNSも駆使する新しい時代のマエストロとして、首席指揮者に就任以降クラシック音楽ファン以外の話題にものぼっています。日本を代表するヴァイオリニスト、諏訪内晶子を迎えて、シベリウスの名曲《ヴァイオリン協奏曲》を指揮します。パーヴォは2015年2月定期でこの協奏曲とショスタコーヴィチ《交響曲第5番》を組み合わせましたが、今回は《第10番》。《第9番》でソ連当局から批判を受けたショスタコーヴィチが、スターリンの死後に作曲し、芸術表現の自由化に一石を投じた作品です。

 

12-2月定期公演Cプログラムのコンサート情報を見る

 

 

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