NHK交響楽団
NHK Symphony Orchestra, Tokyo

 

N響90周年記念特別演奏会|マーラー「一千人の交響曲」

2015年9月よりNHK交響楽団首席指揮者を務める。同年10月の首席指揮者就任後初めての公演(マーラー《復活》など)は大きな話題を呼んだ。12月には恒例のベートーヴェン《第9》を指揮。今年2月の定期公演でも成功を収め、N響に新時代が到来したことを印象づけた。2017年の2月から3月にかけてはN響との初の海外ツアーとなるヨーロッパ公演が予定され、またレコーディングでは「R.シュトラウス交響詩チクルス」を継続してリリースするなど、N響との活動は一段と緊密さを増しつつある。
これまでにパリ管弦楽団音楽監督、フランクフルト放送交響楽団首席指揮者(現・桂冠指揮者)ほかの要職を務めるほか、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ世界のトップレベルのオーケストラに数多く客演している。また、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の芸術監督を務める。
1962年、エストニアの首都タリン生まれ。1980年に渡米し、カーティス音楽院やロサンゼルス・フィルの指揮者講習会で、マックス・ルドルフやレナード・バーンスタインに師事。音楽一家の出身で、父ネーメと弟クリスティアンも世界的指揮者として知られる。

 

ソプラノ:エリン・ウォール

 

ソプラノ:アンジェラ・ミード

 

ソプラノ:クラウディア・ボイル

 

アルト:カタリーナ・ダライマン

 

アルト:アンネリー・ペーボ

 

テノール:ミヒャエル・シャーデ

 

バリトン:ミヒャエル・ナジ

 

バス:アイン・アンガー

 

合唱:新国立劇場合唱団

 

合唱:栗友会合唱団

 

児童合唱:NHK東京児童合唱団

 

※本公演は休憩がございません。開演後はお席にお着きいただけませんので、あらかじめご了承ください。

 

聴きどころ

パーヴォ・ヤルヴィとN響が奏でる「愛の賛歌」と「魂の救済」

現在マーラー・シリーズを進行中のパーヴォ・ヤルヴィとN響が、オーケストラの創立90周年という節目の年を迎えて、いよいよ《交響曲第8番「一千人の交響曲」》に挑む。

《一千人の交響曲》が初演されたのは1910年9月12日、ミュンヘンにて。大オーケストラに加えて8名の独唱者、混声合唱、児童合唱を要する大作である。この曲の演奏に実際に千人もの人数をかけることはまれだが、初演に関していえばタイトルに偽りはなく、千人超の巨大編成が用意された。公演に「一千人の交響曲」というキャッチを添えた興行主は、舞台上に広がる壮観を目にしてほくそ笑んだことだろう。その巨大さだけをとっても、この日が歴史に残る演奏会になることは約束されたのだから。

しかし、マーラー本人は興行主が付けた「一千人の交響曲」の呼び名を嫌ったという。作品内容とは無関係に、その編成の大きさだけを強調するようなうたい文句に、作者が共感できるはずがない。

そして、おそらくパーヴォ・ヤルヴィがN響を指揮する《一千人の交響曲》も、いたずらに巨大さを強調するような演奏にはならないだろう。これまでにパーヴォ&N響コンビは、贅肉がそぎ落とされたような引き締まったサウンドによって、鮮烈かつ斬新なマーラー像を打ち立てている。この《一千人の交響曲》でも基本的なアプローチは変わらないはず。比類ない壮麗さと室内楽的な繊細さ、鋼のような強靭さと絹のようなしなやかさを兼ね備えた、ニュアンスに富んだマーラーが生み出されるのではないか。そして巨大編成の向こう側にある作品の核心─端的にいえば愛の賛歌と魂の救済─に迫った名演が誕生することを期待したい。


飯尾洋一(音楽ジャーナリスト)

 

歌手紹介

エリン・ウォールはカナダ出身のソプラノ。メトロポリタン歌劇場やミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場ほかの主要歌劇場で活躍する。R.シュトラウス、モーツァルト、マーラーを得意とし、《一千人の交響曲》ではブーレーズ他、多くの名指揮者たちと共演している。アンジェラ・ミードはアメリカのソプラノ。メトロポリタン歌劇場でオペラ・デビューを果たし、以後ヴェルディをはじめとするイタリア・オペラのレパートリーを中心に活動の場を広げている。ドキュメンタリー映画『The Audition―メトロポリタン歌劇場への扉』で、同歌劇場のオーディションに通過する姿が描かれた。クラウディア・ボイルはアイルランドのソプラノ。2010年、ザルツブルク音楽祭のヤング・シンガーズ・プロジェクトに参加、以来ベルリン・コミッシェオーパーやローマ歌劇場に出演。パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団とも共演している。カタリーナ・ダライマンはスウェーデン出身のソプラノ。《トリスタンとイゾルデ》のイゾルデ役、《ヴォツェック》のマリー役など幅広いレパートリーを持ち、メトロポリタン歌劇場やパリ・オペラ座他の歌劇場に出演している。アンネリー・ペーボはエストニア生まれで、ウィーンで学んだメゾ・ソプラノ。ウィーンではカルメン役でデビュー。2003年にはローマ法王ヨハネ・パウロ2世の在位25周年記念のベートーヴェン《第9》に出演した。ミヒャエル・シャーデはドイツ系カナダ人テノール。ウィーン国立歌劇場では《イドメネオ》や《カプリッチョ》など、モーツァルトとR.シュトラウスの主な役柄すべてを歌っている。ザルツブルク音楽祭には毎年のように出演している。ミヒャエル・ナジはベルリン・コミッシェオーパーのアンサンブル・メンバー出身のバリトン。バイエルン国立歌劇場での《パレストリーナ》他、各地の歌劇場に出演。サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とは《魔笛》で共演している。アイン・アンガーはエストニア生まれのバス。現代を代表するワーグナー・バスとして高く評価されている。

 
PC

チケット情報

完売   チケットは完売しました。

S席 A席 B席 C席 D席
一般 15,000円 12,000円 9,000円 6,500円 4,500円
ユースチケット - - - 4,500円 2,500円

座席表    座席から見たステージ

※定期会員は一般料金から各席10%割引
※定期会員割引・先行発売はWEBチケットN響およびN響ガイドのみの取り扱い
ユースチケットはN響ガイドのみの取り扱い(来場時に25歳以下の証明となるものをご提示いただきます)
※車いす席をご希望の方は、N響ガイドへお問い合わせください

主催:NHK / NHK交響楽団

 

特別支援:岩谷産業株式会社 / 三菱地所株式会社 / 東日本旅客鉄道株式会社 / 株式会社みずほ銀行 / 公益財団法人渋谷育英会

 

特別協力:BMWジャパン / ルフトハンザ ドイツ航空会社 / ユナイテッド航空会社 / 全日本空輸株式会社 / 株式会社松尾楽器商会 / ヤマハ株式会社 / 株式会社パレスホテル

 

※曲目・出演者・曲順等の変更の場合があります。あらかじめご了承ください。

※未就学児のご入場はお断りしています。

コンサート

このコンサートの放送予定

 

パーヴォ・ヤルヴィ

パーヴォ・ヤルヴィ

90周年記念演奏会に登場のP.ヤルヴィが、マーラー《第3番》《一千人の交響曲》について語ります。

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