NHK交響楽団
NHK Symphony Orchestra, Tokyo

 

ベートーヴェン「第9」演奏会

ヨーロッパでもっとも熱い注目を集める指揮者の一人。17世紀から同時代作品まで、オペラや室内楽も含む幅広いレパートリーをもつ。1971年、パリに生まれ、フルート奏者として活動。2000年にドナテルラ・フリック指揮コンクールで第1位となり、副賞でアシスタント・コンダクターを務めてロンドン交響楽団との関係を育む。ジョン・エリオット・ガーディナーのアシスタントを務め、オペラでの経験も積んだ。2003年に革新的なオーケストラ「レ・シエクル」を創設し、時代楽器とモダン楽器を使い分け、多彩なプログラムを展開している。アンサンブル・アンテルコンタンポランなどを指揮し、同時代の作品にも貢献。2011年秋から南西ドイツ放送交響楽団の首席指揮者を務め、2012年には共に来日した。

 

合唱:国立音楽大学

 

※本公演は休憩がございません。開演後はお席にお着きいただけませんので、あらかじめご了承ください。

 

聴きどころ

N響の《第9》の豊かな伝統に新しい1ページが

 「すべての人間は兄弟となるのだ……この口づけを全世界に!」――ベートーヴェンの《第9交響曲》は、この歌詞を何度も繰り返し、テンポを速めて白熱のうちに完結する。古今の交響曲のなかでも最も高揚した圧倒的フィナーレである。
 人類が抱く永遠の理想が高々と歌い上げられるとき、ベートーヴェンの熱い思いが真っ直ぐに聴き手の心をとらえる。音楽への共感が、ホールに集った全ての人に理想の実現を、それはけっして絵空事などではないと確信させる。これこそが《第9》のもつ芸術作品としての傑出した力、またなによりも、ベートーヴェンの偉大さにほかならない。
 1989年、ベルリンの壁の崩壊を記念して、レナード・バーンスタインのもと、欧米各国の演奏家がベルリンに集って演奏したのも《第9》だった。この「自由」に寄せた《第9》は、当時、世界的な大ニュースとなった。まさに《第9》は、特別な、取って置きの作品なのである。
 その《第9》を、毎年、12月という一年の総決算にあたる節目の月に演奏する習慣が日本には定着している。思えば凄いことではないだろうか。ことにNHK交響楽団は、《第9》を、前身の新交響楽団による1927年の第1回以来すでに400回以上演奏している。世界的に見ても異例の多さだ。それぞれの時代の名指揮者がN響の指揮台に立ち、《第9》演奏の唯一無二ともいうべき伝統が築かれてきた。
 今年はフランソワ・グザヴィエ・ロトが登場する。チャレンジ精神に富んだ新時代のカリスマ指揮者として話題沸騰の俊英である。現在、ドイツの名門南西ドイツ放送交響楽団の首席指揮者の任にあり、同交響楽団との来日公演でも、あっと驚くような新鮮な解釈で強い印象を残した。ロトはいっぽう、古楽器と近代楽器の両方を用いて17世紀から現代の作品に挑む演奏家集団「レ・シエクル」の創始者としても名高く、フランスでは、この楽団とのテレビ音楽番組のシリーズが幅広い人気を博している。
 ロトがN響を指揮して、どんな《第9》を聴かせてくれるのだろうか。N響の《第9》演奏の豊かな伝統に、さらに何をもたらしてくれるのだろうか。楽しみに胸がわくわくする。

岩下眞好(慶應義塾大学教授)

 
PC

チケット情報

  S席 A席 B席 C席 D席
一般 13,500円 10,500円 7,000円 5,000円 3,000円
  S席 A席 B席 C席 D席
ユースチケット - - - 4,000円 2,000円

座席表    座席から見たステージ

※定期会員は一般料金から各席5%割引
※定期会員割引・先行発売はN響ガイド・WEBチケットN響のみの取り扱い
ユースチケットはN響ガイドのみの取り扱い。来場時に25歳以下の証明となるものをご提示いただきます

主催:NHK / NHK交響楽団

 

協賛:みずほ証券株式会社 / はごろもフーズ株式会社 / 花王株式会社 / JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 / 株式会社 東芝

 

※曲目・出演者・曲順等の変更の場合があります。あらかじめご了承ください。

※未就学児のご入場はお断りしています。

コンサート

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