NHK交響楽団
NHK Symphony Orchestra, Tokyo

 

活動報告

2017年3月17日

2017年2月定期公演

 

2月の定期公演は、サントリーホールの休館にともないBプログラムは休みとなり、A、Cプログラムを首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィが指揮しました。パーヴォの定期公演への登場は2016年9月に続いて今シーズン2度目になります。

 

 

Aプログラム

2月定期公演の指揮を執ったパーヴォ・ヤルヴィ

2月定期公演の指揮を執ったパーヴォ・ヤルヴィ

アコーディオン・ソロを務めたクセニア・シドロヴァ

アコーディオン・ソロを務めたクセニア・シドロヴァ

シベリウス《交響曲第2番》(2017年2月11、12日:NHKホール)

シベリウス《交響曲第2番》(2017年2月11、12日:NHKホール)

 

Aプログラムは、エストニア出身のパーヴォによる、故郷への想いのこもった「バルト海つながり」で構成されています。前半の1曲目は、エストニアの作曲家ペルトの《シルエット―ギュスターヴ・エッフェルへのオマージュ》が日本初演されました。パーヴォに献呈された楽曲とあって、弦楽器と打楽器の編成による繊細で優美な音楽がすみずみまでていねいに描かれ、透明感のある美しい響きが広がりました。

2曲目には、ラトヴィア出身のクセニア・シドロヴァがアコーディオンを抱きかかえて登場しました。やはりエストニアの作曲家トゥールの《アコーディオンと管弦楽のための「プロフェシー」》で、この楽曲も日本初演。アコーディオンの長いため息のような和音に導かれて、多彩な曲想とリズムが時にめくるめくように、時に呟(つぶや)くように織りなされました。最終楽章ではアコーディオンが超絶技巧で疾走し、オーケストラとともに大迫力のクライマックスを迎えます。

後半に演奏されたのは、フィンランドの作曲家シベリウスの《交響曲第2番》。パーヴォは情熱をもって、たっぷりとした叙情性とドラマ性を描ききり、壮大かつ圧巻のフィナーレに、熱烈な喝采が鳴りやみませんでした。

 

2017年2月定期公演Aプログラムの一覧

 

 

Cプログラム

ヴァイオリン独奏を務めた諏訪内晶子

ヴァイオリン独奏を務めた諏訪内晶子

 

ショスタコーヴィチ《交響曲第10番》(2017年2月17、18日:NHKホール)

ショスタコーヴィチ《交響曲第10番》(2017年2月17、18日:NHKホール)

 

Cプログラムの曲目は、ヨーロッパ公演での演奏曲。前半に取り上げられたのは、シベリウス《ヴァイオリン協奏曲》です。広く愛されるコンチェルトの名曲を、諏訪内晶子の渾身(こんしん)のカデンツァをはじめとする見事なソロ演奏と、パーヴォの深い解釈でまとめられた色彩感と奥行きのあるオーケストラで披露し、満場の喝采を浴びました。

後半はショスタコーヴィチ《交響曲第10番》。重量感あふれる大曲を、パーヴォは鋭敏かつ推進力のあるタクトでさばき、オーケストラも技量をもって応え、鋭角的で新鮮なショスタコーヴィチ像を提示してみせました。熱狂の幕切れに興奮した聴衆は万雷の拍手を首席指揮者とオーケストラに贈りました。

 

2017年2月定期公演Cプログラムの一覧

 

 

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