NHK交響楽団
NHK Symphony Orchestra, Tokyo

 

活動報告

2017年1月18日

2016年ベートーヴェン「第9」演奏会

 

2016年12月21、23、24、25日にNHKホールにて「N響創立90周年記念|ベートーヴェン『第9』演奏会」(24日はNHK厚生文化事業団主催のチャリティーコンサート)、27日はサントリーホールで「簡易生命保険誕生100周年 / NHK交響楽団創立90周年|かんぽ生命 presents N響第九 Special Concert」が開かれました。このコンサートで一年を締めくくろうと集まった満場の聴衆で、ホールは開演前から華やいだ雰囲気に満ちています。

 

N響創立90周年記念|ベートーヴェン「第9」演奏会、合唱は東京オペラシンガーズ(2016年12月21、23、24、25日:NHKホール/12月21日撮影)

N響創立90周年記念|ベートーヴェン「第9」演奏会、合唱は東京オペラシンガーズ(2016年12月21、23、24、25日:NHKホール/12月21日撮影)


指揮を務めたヘルベルト・ブロムシュテット

指揮を務めたヘルベルト・ブロムシュテット

 

27日のサントリーホールの公演では、前半は勝山雅世によるオルガン独奏が披露されました。バッハ(デュプレ編)《カンタータ「神よ、あなたに感謝をささげます」》から〈シンフォニア〉、ペーテルス《コラール前奏曲「輝く暁の星の麗しさよ」》、ヴィドール作曲の2曲《バッハの思い出》から〈夜警の行進〉(バッハ《目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ》による)と《オルガンのための交響曲 第5番》から〈トッカータ〉が演奏されました。重厚で壮麗なオルガンの音色でホールの空間が満たされ祝祭感にあふれました。

 

オルガン独奏を務めた勝山雅世

オルガン独奏を務めた勝山雅世

 

ベートーヴェン《第9》の指揮者として登壇したのは、N響桂冠名誉指揮者の称号を授与されたばかりのヘルベルト・ブロムシュテット。35年にわたる共演でN響とは深い信頼感で結ばれています。2015年からはN響とベートーヴェン・ツィクルスにも取り組んでおり、今回の《第9》は31年ぶりの指揮となります。

89歳という年齢を感じさせない鮮やかな指揮ぶりで、ブロムシュテットはきびきびとしたテンポでオーケストラを率いていきます。第1、第2楽章では明快なリズム感と緊密なハーモニーを引き出し、第3楽章ではたっぷりと馥郁(ふくいく)たる響きを作り出しました。第4楽章では、舞台の奥に合唱とともに立った独唱者陣、ソプラノのシモーナ・シャトゥロヴァ、メゾ・ソプラノのエリーザベト・クールマン、テノールのホエル・プリエト、バスのパク・ジョンミンという世界的に活躍する実力派の歌手たちがドラマチックに見事な歌唱を響かせました。東京オペラシンガーズの合唱も加わり、オーケストラと一体となって〈歓喜の歌〉が高らかにうたいあげられた圧倒的な迫力のフィナーレに、会場は大きな感動で包まれました。万雷の拍手が沸き起こり、ブロムシュテットはじめ演奏者たちは幾度もの熱烈なカーテンコールに応えました。

 

独唱を務めたソプラノのシモーナ・シャトゥロヴァ、メゾ・ソプラノのエリーザベト・クールマン、テノールのホエル・プリエト、バスのパク・ジョンミン(左から順に。12月27日、サントリーホール)

独唱を務めたソプラノのシモーナ・シャトゥロヴァ、メゾ・ソプラノのエリーザベト・クールマン、テノールのホエル・プリエト、バスのパク・ジョンミン(左から順に。12月27日、サントリーホール)


かんぽ生命 presents N響第九 Special Concert(2016年12月27日:サントリーホール)

かんぽ生命 presents N響第九 Special Concert(2016年12月27日:サントリーホール)

 

2016年「第9」演奏会 

 

 

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