NHK交響楽団
NHK Symphony Orchestra, Tokyo

 

活動報告

2016年12月13日

2016年11月定期公演

 

Aプログラム

A・Bプロの指揮を執ったデーヴィッド・ジンマン

A・Bプロの指揮を執ったデーヴィッド・ジンマン

ピアノ・ソロを務めたレイフ・オヴェ・アンスネス

ピアノ・ソロを務めたレイフ・オヴェ・アンスネス

シューマン《交響曲 第3番 変ホ長調 作品97「ライン」》(2016年11月19、20日:NHKホール)

シューマン《交響曲 第3番 変ホ長調 作品97「ライン」》(2016年11月19、20日:NHKホール)

 

Aプロはドラマティックな《「マンフレッド」序曲》で始まったオール・シューマン・プログラム。「クララ」の動機が印象的な《ピアノ協奏曲》では、独奏のレイフ・オヴェ・アンスネスが確かな技巧と豊かな表現力でシューマンの世界を描きました。後半は《交響曲第3番「ライン」》。名匠デーヴィッド・ジンマンの知的なアプローチによって、この曲の着想となったケルン大聖堂を彷彿(ほうふつ)させる精巧なアンサンブルが構築されていました。今回、ジンマンとN響はシューマンの音楽に新風を吹き込んだといえるでしょう。

 

2016年11月定期公演Aプログラムの一覧

 

 

Bプログラム

クラリネット・ソロを務めたマルティン・フレスト

クラリネット・ソロを務めたマルティン・フレスト

ソロを務めたソプラノのヨアンナ・コショウスカ

ソロを務めたソプラノのヨアンナ・コショウスカ

グレツキ《交響曲 第3番 作品36「悲歌のシンフォニー」》(2016年11月9、10日:サントリーホール)

グレツキ《交響曲 第3番 作品36「悲歌のシンフォニー」》(2016年11月9、10日:サントリーホール)

 

独奏にマルティン・フレストを迎えたモーツァルトの《クラリネット協奏曲》は、伸びやかな高音と、深くて豊かな低音といったこの楽器(今回はバセット・クラリネットを使用)の魅力が伝わってきた名演でした。デーヴィッド・ジンマンのタクトが冴(さ)え渡った、グレツキ《交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」》では、ヨアンナ・コショウスカの柔らかな歌声がホール全体をやさしく包みました。Bプロはモーツァルトとグレツキという異色の組み合せでしたが、時代や様式が異なっても、清澄な音楽は人々の心を深く突き動かすようです。

 

2016年11月定期公演Bプログラムの一覧

 

 

Cプログラム

Cプロの指揮を執った井上道義

Cプロの指揮を執った井上道義

 

ショスタコーヴィチ《ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 作品35》でソロを務めたアレクセイ・ヴォロディン(ピアノ)と菊本和昭(トランペット)

ショスタコーヴィチ《ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 作品35》でソロを務めたアレクセイ・ヴォロディン(ピアノ)と菊本和昭(トランペット)

 

ショスタコーヴィチ《交響曲 第12番 ニ短調 作品112「1917年」》(2016年11月25、26日:NHKホール)

ショスタコーヴィチ《交響曲 第12番 ニ短調 作品112「1917年」》(2016年11月25、26日:NHKホール)

 

《ロシアとキルギスの民謡による序曲》で鮮烈に幕を開けたCプロは、実に38年ぶりのN響定期登場となった鬼才、井上道義による入魂のショスタコーヴィチ。《ピアノ協奏曲第1番》では、アレクセイ・ヴォロディンのピアノ、N響首席奏者・菊本和昭のトランペット、弦楽がこの曲の妙味であるシリアスかつ滑稽(こっけい)な掛け合いを繰り広げました。謎を孕(はら)んだ3音動機が執拗(しつよう)に繰り返される《交響曲第12番》は、井上道義の並々ならぬ気合いとエネルギーがオーケストラを、そして観客をもゆさぶるかのような熱演でした。

 

2016年11月定期公演Cプログラムの一覧

 

 

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