NHK交響楽団
NHK Symphony Orchestra, Tokyo

 

活動報告

2016年10月25日

N響90周年&サントリーホール30周年 パーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団特別公演

 

10月6日、「N響90周年&サントリーホール30周年 パーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団特別公演」が、サントリーホールにて開催されました。演目はマーラー《交響曲第3番》、全6楽章で約100分を要する、声楽付きの超大作。2つの周年を祝うにふさわしい一曲です。

長大な第1楽章は、パーヴォの明確なタクトのもと、精緻(せいち)にして迫力十分の音楽が展開され、金管楽器が際立つ立体的なサウンドが耳を奪います。第2楽章は素朴な雰囲気で始まり、ノスタルジー漂うメヌエットと急速な部分が鮮やかに交替。第3楽章も自然の空気感漂う音楽が美しく広がり、遠くから聴こえる柔らかなポストホルンが郷愁を誘います。第4楽章は、ニーチェの『ツァラトゥストラはこう語った』の詩を、女声が独唱する神秘的な部分。メゾ・ソプラノのミシェル・デ・ヤングが、よく通る声で表情豊かな歌唱を聴かせます。第5楽章は、女声合唱(東京音楽大学合唱団)と児童合唱(NHK東京児童合唱団)も参加。民衆歌謡の詩集『こどもの不思議な角笛』からとられた詩を歌い、無垢(むく)な児童合唱が感銘を深めます。第6楽章は、パーヴォが大河のような音楽を緻密(ちみつ)に構築。壮大な高揚感が会場を包み、終演後は聴衆の喝采(かっさい)と熱い拍手が続きました。

自然、人、神を賛美する感動的な大作で、同じくマーラーの《一千人の交響曲》(2016年9月8日、NHKホール)に始まったパーヴォとの約1か月にわたる公演も大団円。折しも公演当日には、パーヴォの首席指揮者としての契約が2021年8月まで延長されることが発表され、首席指揮者就任2年目への期待がいっそう膨らむスタートとなりました。

 

N響90周年&サントリーホール30周年 パーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団特別公演

 

 

指揮を務めたパーヴォ・ヤルヴィ

指揮を務めたパーヴォ・ヤルヴィ

ソロを務めたメゾ・ソプラノのミシェル・デ・ヤング

ソロを務めたメゾ・ソプラノのミシェル・デ・ヤング

マーラー《交響曲 第3番 ニ短調》(2016年10月6日:サントリーホール) 女声合唱の東京音楽大学合唱団と、児童合唱のNHK東京児童合唱団

マーラー《交響曲 第3番 ニ短調》(2016年10月6日:サントリーホール)
女声合唱の東京音楽大学合唱団と、児童合唱のNHK東京児童合唱団

 

写真提供:サントリーホール

 

 

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