NHK交響楽団
NHK Symphony Orchestra, Tokyo

 

活動報告

2016年10月13日

2016年9月定期公演

 

Aプログラム

9月定期公演の指揮を務めた首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ

9月定期公演の指揮を務めた首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ

ピアノ・ソロを務めるラルス・フォークト

ピアノ・ソロを務めるラルス・フォークト

ブルックナー《交響曲第2番》(2016年9月24、25日:NHKホール)

ブルックナー《交響曲第2番》(2016年9月24、25日:NHKホール)

 

新シーズンの開幕を迎えた9月は、N響首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィがA、B、C、3つのプログラムを指揮しました。Aプロはモーツァルト《ピアノ協奏曲第27番》とブルックナー《交響曲第2番》。モーツァルトではパーヴォ・ヤルヴィとたびたびの共演を重ねる名手ラルス・フォークトが独奏を務め、ピアノ、指揮者、オーケストラが一体となった室内楽的な親密さにあふれた演奏をくりひろげます。ブルックナー《交響曲第2番》では、引きしまったオーケストラのサウンドから推進力に富んだ音楽が生み出され、客席から大きな喝采(かっさい)が寄せられました。

 

2016年9月定期公演Aプログラムの一覧

 

 

Bプログラム

ムソルグスキー(ラヴェル編)《組曲「展覧会の絵」》(2016年9月14、15日:サントリーホール)

ムソルグスキー(ラヴェル編)《組曲「展覧会の絵」》(2016年9月14、15日:サントリーホール)

 

Bプロではムソルグスキーと武満徹の作品が組み合わされました。幕開けはムソルグスキーの《交響詩「はげ山の一夜」》。一般的に使用されるリムスキー・コルサコフの編曲ではなく原典版《聖ヨハネ祭のはげ山の一夜》が採用され、粗削りながらも大胆な管弦楽法が強い印象を残します。続いて武満徹《ア・ウェイ・ア・ローンII》と《ハウ・スロー・ザ・ウィンド》では、緊張感に貫かれた凝縮された音の世界が詩的に描かれました。後半に演奏されたのはムソルグスキー作曲の2作品、リムスキー・コルサコフ編曲による《歌劇「ホヴァンシチナ」─第4幕 第2場への間奏曲「ゴリツィン公の流刑」》と、ラヴェル編曲による《組曲「展覧会の絵」》。ラヴェルの色彩的なオーケストレーションによって、壮麗なクライマックスが築きあげられました。

 

2016年9月定期公演Bプログラムの一覧

 

 

Cプログラム

ピアノ・ソロを務めたデニス・マツーエフ

ピアノ・ソロを務めたデニス・マツーエフ


ラフマニノフ《交響曲第3番》(2016年9月30日、10月1日:NHKホール)

ラフマニノフ《交響曲第3番》(2016年9月30日、10月1日:NHKホール)

 

Cプロは20世紀前半のロシア音楽の傑作が並べられました。前半はプロコフィエフ《ピアノ協奏曲第2番》。独奏のデニス・マツーエフは強靭(きょうじん)なタッチと確かな技巧によって、作品の持つ先鋭なモダニズムと豊かなリリシズムを対比させます。鮮やかで豪快なフィナーレに客席は盛大に沸きあがりました。後半はラフマニノフ《交響曲第3番》。パーヴォ・ヤルヴィは作品にあふれるロマンティシズムを十全に表現しながら、きびきびとした音楽の運びによって緻密(ちみつ)で精彩に富んだ表情を描き出しました。

 

2016年9月定期公演Cプログラムの一覧

 

 

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