NHK交響楽団
NHK Symphony Orchestra, Tokyo

 

活動報告

2016年1月15日

2015年ベートーヴェン「第9」演奏会

 

2015年12月22、23、25、26日、NHKホールにて「ベートーヴェン『第9』演奏会」、27日、サントリーホールで「かんぽ生命 presents N響第九 Special Concert」が開かれました(25日はNHK厚生文化事業団主催のチャリティーコンサート)。2015年9月にN響首席指揮者に就任したパーヴォ・ヤルヴィが指揮台に立つとあって、開演前の会場は期待と高揚感に包まれていました。

 

ベートーヴェン《交響曲第9番「合唱つき」》、合唱は国立音楽大学(2015年12月22、23、25、26日:NHKホール/12月22日撮影)

ベートーヴェン《交響曲第9番「合唱つき」》、合唱は国立音楽大学(2015年12月22、23、25、26日:NHKホール/12月22日撮影)

 

指揮を務めたパーヴォ・ヤルヴィ

指揮を務めたパーヴォ・ヤルヴィ

 

27日のサントリーホールの公演では、まず《第9》に先立って、ヴァイオリンの篠崎史紀とオルガンの山口綾規によるデュオが披露されました。バッハ(ラフマニノフ編)《無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番》より〈ガヴォット〉、フランク《天使のパン》、ヴィターリ《シャコンヌ》と、ヴァイオリン曲や声楽曲として知られる名曲が、ヴァイオリンとオルガンという珍しい組み合わせで演奏され、新鮮なハーモニーが情趣豊かに響きました。

 

ヴァイオリンの篠崎史紀とオルガンの山口綾規(12月27日、サントリーホール)

ヴァイオリンの篠崎史紀とオルガンの山口綾規(12月27日、サントリーホール)

 

《第9》は、「パーヴォのベートーヴェン」という称賛をすでに獲得しているパーヴォ・ヤルヴィが、N響とともに初めて取り組むベートーヴェンの交響曲となりました。きびきびとした快速なテンポで明快な表現を聴かせながらも、第2楽章での強烈な打撃や、第3楽章のはかなさすら感じさせる繊細な表情、第4楽章の囁(ささや)くような最弱音から壮大の極みまでの迫力あるドラマなど、彫りの深いベートーヴェン像を描ききりました。

 

独唱を務めたソプラノの森麻季、アルトの加納悦子、テノールの福井敬、バリトンの妻屋秀和(左から順に。12月27日、サントリーホール)

独唱を務めたソプラノの森麻季、アルトの加納悦子、テノールの福井敬、バリトンの妻屋秀和(左から順に。12月27日、サントリーホール)

 

独唱者陣は舞台の奥に合唱とともに配置され、ソプラノの森麻季、アルトの加納悦子、テノールの福井敬、バリトンの妻屋秀和という日本の選りすぐりの歌手たちが深々と歌唱を響かせました。力強い国立音楽大学の合唱も加わり「歓喜の歌」が高らかにうたいあげられた重厚なフィナーレに、万雷の拍手が沸き起こり、パーヴォ・ヤルヴィはじめ演奏者たちは幾度ものカーテンコールに応えました。

 

かんぽ生命 presents N響第九 Special Concert(2015年12月27日:サントリーホール)

かんぽ生命 presents N響第九 Special Concert(2015年12月27日:サントリーホール)

 

2015年「第9」演奏会 

 

 

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