NHK交響楽団
NHK Symphony Orchestra, Tokyo

 

活動報告

2015年12月4日

2015年11月定期公演

 

Aプログラム

拍手にこたえる指揮のディエゴ・マテウス

拍手にこたえる指揮のディエゴ・マテウス

ソロを務めたソプラノのケイト・ロイヤル

ソロを務めたソプラノのケイト・ロイヤル

チャイコフスキー《交響曲第5番》(2015年11月14、15日:NHKホール)

チャイコフスキー《交響曲第5番》(2015年11月14、15日:NHKホール)

 

11月の定期公演は、Aプロにベネズエラ出身の若手指揮者ディエゴ・マテウスが出演しました。マーラー《交響曲第5番》より〈アダージェット〉では、静寂の中から抒情的な世界を描き出すことに成功。続くマーラー《リュッケルトによる5つの歌》では、イギリスで最も注目されているソプラノ歌手のひとり、ケイト・ロイヤルが登場しました。詩の世界観をていねいに歌い上げる美しい歌声に、客席の集中力が高まります。後半はチャイコフスキー《交響曲第5番》。マテウスのタクトが駆動力をもたらし、オーケストラはていねいなハーモニーで呼応します。優雅さと迫力のバランスが絶妙な演奏に、盛大な拍手が贈られました。

 

2015年11月定期公演Aプログラムの一覧

 

 

Bプログラム

ピアノ・ソロを務めるゲアハルト・オピッツ

ピアノ・ソロを務めるゲアハルト・オピッツ

指揮を執ったネヴィル・マリナー

指揮を執ったネヴィル・マリナー

ブラームス《交響曲第4番》(2015年11月25、26日:サントリーホール)

ブラームス《交響曲第4番》(2015年11月25、26日:サントリーホール)

 

Bプロは、91歳を迎えたネヴィル・マリナーが矍鑠(かくしゃく)と指揮台に登場しました。この日のソリストとして出演予定だったピアニストのメナヘム・プレスラーは健康上の理由で来日が不可能となったため、ゲアハルト・オピッツが出演。モーツァルト《ピアノ協奏曲第24番》を粒立ちの鮮やかな独奏で披露し、客席を魅了します。後半のブラームス《交響曲第4番》では、マリナーが重厚感のある響きをオーケストラから引き出し、祝祭的で情熱的な作品像を伝えてくれました。

 

2015年11月定期公演Bプログラムの一覧

 

 

Cプログラム

ピアノ・ソロを務めたチョ・ソンジン

ピアノ・ソロを務めたチョ・ソンジン

チョ・ソンジンを讃える指揮のウラディーミル・フェドセーエフ

チョ・ソンジンを讃える指揮のウラディーミル・フェドセーエフ

チャイコフスキー《序曲「1812年」》(2015年11月20、21日:NHKホール)

チャイコフスキー《序曲「1812年」》(2015年11月20、21日:NHKホール)

 

Cプロを指揮したのは、ロシアの巨匠ウラディーミル・フェドセーエフです。前半は10月の第17回ショパン国際ピアノコンクールで優勝を飾った韓国のピアニスト、チョ・ソンジンを迎え、ショパン《ピアノ協奏曲第1番》が演奏されました。注目のチョはダイナミックかつ知的なパフォーマンスで、客席をおおいに湧かせます。後半はフェドセーエフ渾身(こんしん)のロシア・プログラム。グラズノフ《バレエ音楽「四季」》より〈秋〉では香り立つような優雅さを、そしてハチャトゥリヤン《バレエ組曲「ガイーヌ」》(抜粋)では生命力に満ちた響きを聴かせます。おしまいのチャイコフスキー《序曲「1812年」》で、フェドセーエフは作品のもつ物語性を鮮やかに伝え、会場は熱気に包まれました。

 

2015年11月定期公演Cプログラムの一覧

 

 

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