NHK交響楽団
NHK Symphony Orchestra, Tokyo

 

活動報告

2015年10月26日

NHK音楽祭2015

 

2003年に創設されたNHK音楽祭。今年は、放送開始90年を記念して、「MEET the CLASSICS~名曲と出会う場所~」をコンセプトに掲げ、例年よりもさらに多彩なプログラムでの開催となりました。オーケストラ公演のテーマは「極上のオーケストラ・サウンド―真価を発揮する指揮者たち―」。N響は、首席指揮者に就任したばかりのパーヴォ・ヤルヴィとともに10月8日に登場しました。

最初の曲目は、ドビュッシー《牧神の午後への前奏曲》。夢へと誘(いざな)うようなフルートのソロと、そこから導かれ涌き上がるハーモニーの息づきに、聴衆は陶然とした雰囲気に包まれました。

続いて、フランスの至宝、ジャン・イヴ・ティボーデを迎えてのラヴェル《ピアノ協奏曲》。流麗洒脱(りゅうれいしゃだつ)なピアノ・ソロに、パーヴォ・ヤルヴィとオーケストラも情熱的に応え、豪奢(ごうしゃ)で鮮やかな色味を引き出して聴衆を魅了しました。

後半は、ベルリオーズ《幻想交響曲》。大きなスケールの中で色彩感あふれる音楽が立体的に築かれていきます。第2楽章では極上のワルツが優美に踊り、第4楽章〈断頭台への行進〉の描写は精巧かつ大胆になされ、第5楽章終盤では管楽器や打楽器の大迫力に拮抗(きっこう)するかのように弦楽器も一致団結して応酬、豪快ながらも緻密に構築された音楽に、いつまでも拍手が鳴り止みませんでした。

パーヴォ・ヤルヴィとN響との信頼関係がここでも強烈な印象をもって実証された一夜となりました。

 

NHK音楽祭2015

 

指揮はパーヴォ・ヤルヴィ

指揮はパーヴォ・ヤルヴィ


ピアノ・ソロを務めたジャン・イヴ・ティボーデ

ピアノ・ソロを務めたジャン・イヴ・ティボーデ


ベルリオーズ《幻想交響曲》(2015年10月8日:NHKホール)

ベルリオーズ《幻想交響曲》(2015年10月8日:NHKホール)

 

 

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