NHK交響楽団は、「2009/10シーズン」から巨匠アンドレ・プレヴィンを首席客演指揮者に迎え、さらなる飛躍を目指すことになりました。ご期待ください。ほかに、ホグウッド、マズア(第9公演)、サンティ、ビシュコフ、そしてデュトワ、アシュケナージ、ブロムシュテットなどN響指揮者陣も勢ぞろいの豪華ステージです。
シーズン開始の9月はN響初登場のクリストファー・ホグウッド。2009年に生誕200年を迎えたメンデルスゾーンの楽譜を校訂するなど、音楽学者としてもその名を知られている彼が、今回の共演では《第3番「スコットランド」》をはじめとするメンデルスゾーン・プログラムやベートーヴェン《第7番》をはじめ、ハイドンからプロコフィエフまでの幅広い作品を演奏します。10月はアンドレ・プレヴィンです。モーツァルト《第38番「プラハ」》から《第40番》の3交響曲は、期待のプログラムです。そしてR.シュトラウス《家庭交響曲》、プレヴィン自作の日本初演など、興趣あふれるプログラムが並びます。11月はネルロ・サンティ。シューベルト《未完成》とブラームス《第1番》、ベートーヴェン《田園》《第4番》、レスピーギ《ローマの噴水》、ストラヴィンスキー《火の鳥》と名曲揃いです。12月は名誉音楽監督シャルル・デュトワです。R.シュトラウス《ドン・キホーテ》や、ヤナーチェクの大曲《グラゴル・ミサ曲》が注目されます。1月はローレンス・フォスターと広上淳一。フォスターはヨハン、ヨーゼフ兄弟とリヒャルトの3人のシュトラウス、そしてチャイコフスキー《「くるみ割り人形」第2幕》など、楽しい名曲で新年を飾ります。今や日本の代表的指揮者の地位を築いた広上は、武満、プロコフィエフ作品で成果を問います。2月は情熱の指揮者セミョーン・ビシュコフがN響に初登場。ストラヴィンスキー《春の祭典》、チャイコフスキー《第4番》のほか、2010年の「マーラー・イヤー」の先陣を切って《第5番》を演奏します。4月は名誉指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットが登場、「マーラー・イヤー」第2弾として《第9番》、それにブルックナー《第5番》、ベートーヴェン《英雄交響曲》など、巨匠ならではの大曲が並びます。5月はますます円熟してきた尾高忠明、そして成熟を深めている下野竜也。シーズン最後の6月は桂冠指揮者ウラディーミル・アシュケナージが3年ぶりに登場、「マーラー・イヤー」第3弾の《第6番》、ドヴォルザーク《第8番》などを演奏します。
共演するソリストたちも多彩です。ピアニストでは、ベテランのルドルフ・ブフビンダー、新世代のロシアの精鋭3人、ニコライ・ルガンスキー、アレクセイ・ヴォロディン、キリル・ゲルシュタイン。そして日本の代表的ピアニストのひとり清水和音。ヴァイオリンでは知的な音楽性で人気のヴィヴィアン・ハーグナー、古典はもちろん、現代音楽、ジャズも得意なダニエル・ホープ。そのほか世界の歌姫フェリシティー・ロットなど、ベテランから新進気鋭まで、個性鮮やかなソリスト陣が出演いたします。
年末恒例の「第9」演奏会は、重鎮クルト・マズアが登場します。ベートーヴェン演奏に輝かしい足跡を刻んできた巨匠入魂の《第9》にご期待下さい。特別公演では、ほかにも「Music Tomorrow」、「N響『夏』」、「N響ほっとコンサート」など、多彩に開催してまいります。
どうぞNHK交響楽団「2009/10シーズン」を心ゆくまでお楽しみください。



